ハンドボール部(女子)
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【女子ハンドボール部】ベスト8の夢果たせず

 高松宮記念杯第61回令和7年度全日本学生ハンドボール選手権大会

 高松宮記念杯第61回令和7年度全日本学生ハンドボール選手権大会がいしかわ総合スポーツセンター(石川県)で行われた。相手は、関東ハンドボールリーグを勝ち抜いてきた日女体大。「自分たち目標であるベスト8に向けて、どんな相手でもまずは、同志社らしいプレーをしようと意識を統一して試合に臨んだ」(榎本・スポ4)。2年前にインカレで7点差を逆転され、敗退を経験した3回生、4回生。上級生を中心に楽しむ気持ちを忘れないよう、全員ハンドで試合に臨んだ結果、27-23で勝利を飾った。

円陣を組む選手たち

 試合開始直後からクイックスタートからの速い攻撃を展開する同志社。前半1分に11番今谷(スポ4)のカットインからのシュートで先制点を獲得する。同2分にはオフェンスの流れが止まり、相手のDFが緩んだ隙に裏に走り込んだ5番山道(スポ4)のポストシュートを決めた。さらに同12分、11番今谷が獲得した7mスローを14番矢田(スポ2)が落ち着いて沈める。同17分、相手の速攻を落ち着いて止めチームに流れを引き寄せた榎本。そこから、同志社が5連続得点を見せる。その後も同志社らしいディフェンスからの速攻の形を見せつけて、15-9で前半を折り返した。

ガッツポーズを見せる篠原

 「前半のプレーを継続しつつ、自分たちのミスで終わらない、シュートで終わる、バックチェックの確認をした」(榎本)。後半、相手のキーパーの好セーブに阻まれ、流れを掴めない時間が多かった。後半4分、12番榎本がサイドシュートをセーブし、そのままパスを受け取った14番矢田がシュートを放つ。同7分には14番矢田が相手の速攻を止める好プレーで実力を発揮。しかし、その後は流れを掴めず、相手に5連続得点を許した。我慢の時間を耐え抜いた同志社は、同21分、12番榎本がビッグセーブを見せる。さらに同22分にはフリースロからリターンパスを受け取った10番鎌倉(社3)がポストシュート。試合終了間際に相手のマンツーマンディフェンス会うも逃げ切りを見せ、笑顔で初戦突破を飾った。

喜びを見せる選手たち

 勝てばベスト8以上が決まる2回戦。「2勝するという壁は高いと思っている」(榎本)。相手は同じ関西代表の関学大。

 先制点は14番矢田。前半1分にカットインからの華麗に決めいいスタートを切る。同2分には3番川野(スポ4)が速攻で得点を決めした。同6分には20番有本(スポ1)のオフェンスから7mスローを獲得し、14番矢田が落ち着いて得点する。その後も同志社は果敢に攻めていくも、じわじわと関学大ペースへと試合が傾いていく。同17分には3連続得点を決められ、同志社がタイムアウト。粘り強く守りながらも得点を重ねたい時間帯であったが、シーソーゲームが続く。同24分には矢田の7mスローを相手キーパーに阻まれ、点差を縮めきれずに12-16の4点ビハインドで前半を折り返す。

ゴールを守る榎本


 
 点差がある中、同志社ペースで試合を進め、点差を詰める必要のある後半戦。後半3分、相手のミスから抜け出した5番山道が速攻を決める。同12分には9番篠原(スポ3)が逆サイドから華麗にシュートを放った。その後も同志社は攻めの姿勢をやめなかったが、相手のポイントゲッターとなっていたLW(レフトウィング)を止めきれずに流れを引き寄せられない。同21分からは5分間、同志社の得点は生まれずに点差が開いていく一方だった。最終結果は21-34で涙の敗戦。目標に一歩届かずインカレをベスト16で終え、4回生の6人は引退を迎えた。

ボールを呼び込む鎌倉

 明日からは、新チームとなり練習が始まる。来年も同じ舞台で羽ばたき、ベスト8という大きな壁を乗り越えるべく再び走り出せ。(文責:玉川宗二郎、小野里律子、撮影:玉川宗二郎)

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