第76回全日本学生バドミントン大学対抗戦
11月7日、いしかわ総合スポーツセンターで第76回全日本学生バドミントン大学対抗戦が開催。同志社は1回戦となる日大との試合でチーム一丸となって戦うも、実力差を痛感する結果となった。

チームに勢いをもたらすべく、第1シングルスを任されたのは新主将に就任した山本(政策2)。これまで幾度も勝利をもたらしてきたエースに多くの期待が寄せられた。試合は均衡した展開でスタート。しかし、中盤で流れをつかんだ山本に軍配が上がり、第1セットを獲得した。第2セットは反対に日大ペースで試合が進む。デュースに突入するも、最後は力尽き第2セットを献上した。迎えた最終セットは意地のぶつかり合いとなり、激戦となった。山本は前回王者相手に必死に食らいつくも、相手の試合巧者ぶりを前に黒星。悔しい結果となった。

第2シングルスでは、熊木(商2)が出場。同級生である山本の思いも背負ってコートへ向かった。序盤は堅実なプレーでリードを得る。第1セットのインターバルを11-8で折り返した。しかし、尻上がりに調子を上げてきた相手に対して劣勢に。16-21で逆転を許すと、続く第2セットでも、勢いを止められず、ストレート負けを喫した。

後がない同志社は、第1ダブルスに河村(商3)・畠山(スポ3)ペアを起用。上級生として同志社の意地を誇示するべく、気合十分で試合に臨んだ。2人は勢いのあるスマッシュを軸に攻撃を組み立てる。それでも、レベルの高さを痛感し、第1セットを献上。第2セットも苦しい戦いが続き、あえなく敗北となった。

「駆け引きの部分と体力の面で相手との差を痛感した」(山本)と新主将は試合後に冷静に分析を行った。近年、力をつけてきた同志社にとって、実りのある一戦となった今大会。「もっとレベルアップして今日みたいな相手に勝ち切れるように頑張っていきたい」(山本)。今回で得た悔しさを糧に、さらなる技術向上に向けて再スタートを切る。(久岡悠斗)
【試合結果】
山本(政策2)★1(21-18、20-22、18-21)2日大
熊木(商2)★0(16-21、17-21)2日大
河村(商3)、畠山(スポ3)★0(13-21、15-21)2日大
計 同志社大学 0-3 日本大学