ラグビー部
HEADLINE

【ラグビー部】摂南大に大差つけ今秋2度目の勝利を収めた

 2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグ

1.李(法2)2.荒川駿(法3)3.三輪(法4)4.中谷(法2)5.林慶(スポ4)6. 山田虎(法4)7.土肥祥(法4)8.舩井(社2) 9.田中(法3)10.大島(スポ4)11.ファイアラガ(社3)12.立川(社4)13.森岡(商3)14.岩本(社4)15.上嶋(スポ3)

 11月9日、鶴見緑地球技場(大阪府)で2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグの第5節対摂南大戦が行われた。「去年勝っている相手なので、絶対に勝つ」(土肥)。雨天により、コンディションが悪い中でも今秋2度目の勝利を掴むべく、チーム一丸となって挑んだ。結果は54ー7で大差勝ち。ボーナスポイントを含めた勝ち点5を獲得した。

  話し合う選手たち

 先制したのは摂南大だった。前半15分、上嶋のノックフォワードにより、自陣5㍍ライン付近でスクラムのピンチを迎える。摂南大のアタックに対応できず、先制トライを献上した(0ー7)。しかしここから同志社の反撃が始まる。同22分、マイボールラインアウトを獲得するとモールで押し込み、三輪がグラウンディングに成功(7ー7)。さらに同34分、摂南大の反則を誘発すると同志社のスクラムから楕円球をつなぎ、田中からラストパスを受け取った森岡がトライゾーンへと飛び込んだ(14ー7)。

 

敵を翻弄(ほんろう)する上嶋

 攻守ともに奮闘し、逆転に成功。勢いに乗った紺グレ戦士たちは、またも敵陣5㍍ラインでマイボールラインアウトの好機を得た。粘り強くフェーズを重ね、徐々に陣地を押し進める。最後は土肥祥が勢いのあるボールキャリーで追加点を獲得し、19ー7で前半を折り返した。

 さらに相手を突き放したい後半戦。着実に防御網を突破し、敵陣深くに切り込む。後半8分、トライライン前でのラインアウトを起点に右サイドに大きく展開するとAリーグ前節の京産大戦で復帰を遂げた岩本がフィニッシュ(26ー7)。同志社の猛攻は止まらずさらに点差を引き離した。自陣深くまで攻め込まれ窮地に陥る場面でも、粘り強いディフェンスと相手の反則を誘発。「スクラムにしてもモールにしても、プレッシャーをかけていて自分たちから前に進めていた」(三輪)。迎えた同13分、敵陣深くまで攻め込むと大島から的確なパスを受け取ったファイアラガがトライを奪取(33ー7)。驚異的な強さを示した同志社はその後も主導権を握り続けた。

敵陣5㍍ラインでのマイボールスクラムから鍛え抜かれた強靭(きょうじん)なフィジカルを発揮。そのままラックを抜け出した舩井がトライを挙げた(40ー7)。さらに、大島の足技が会場を沸かせる。田中からパスをもらうと自身のキックでトライゾーン手前まで楕円球を運び、再びボールを獲得。そのまま追加点を奪った(47ー7)。摂南大に地力の差を見せつけ、同志社の勢いは加速するばかり。さらに8分後、森岡がビッグゲインで敵陣深くに攻め込むとまたも大島が神業を見せる。「スペースが見えたので、思いっきりダッシュして走ったら大島がパスでボールを運んでくれた」(岩本)。空いたスペースにキックパスを出し、岩本がキャッチ。今試合2トライ目を決め、試合終了のホイッスルが鳴った(54ー7)。
 

スクラムを組むFW陣

 計8トライを記録し、大差勝ちを収めた大島組。「近距離の部分でFWでプレッシャーかけられたし、前にも出ることができた」(三輪)。雨天によりコンディションが悪い中でも最後まで粘り強く戦い抜き、白星を掴みとった同志社。「残りの2戦をしっかり勝ち切って、いい形でシーズンを終われるように頑張りたい」(石田)。Aリーグも残り2戦となった。今試合の大勝を起爆剤に、次戦の関大戦でも同志社の展開ラグビーを見せつける。(文責・小野里律子、 撮影・西川有人、岡本和香、樋口莉沙、山本桜子)

ページ上部へ