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全国の舞台でベスト8進出決めた

第44回全日本女子学生剣道優勝大会

 11月8日、9日に春日井市総合体育館(愛知県)で第44回全日本女子学生剣道優勝大会が開催された。女子団体は13年ぶりとなるベスト8進出を果たした。女子チームからは堀(法4)、高橋(経2)、塚田(商4)、有田(商3)、二上(スポ3)が試合に出場。「日本一を目指して練習してきた」(塚田)。4年生は泣いても笑っても最後の大会。「先輩たちの思いを背負って戦った」(二上)。選手一人一人が全身全霊を懸けて全国の舞台に臨んだ。

相手と対峙する堀

 愛知学院大との初戦。先鋒の堀は、「良い流れを持っていきたかった」と小手を決めた。続く高橋が面と小手で技を決め、点差を広げる。その後は両者、一進一退の攻防が続くも勝利を収めた。
 初戦突破を果たし迎えた大会2日目。2回戦の北海道大との試合では、5人全員が有効打突を二本決め勝利し、3回戦へと駒を進める。

攻め込む有田

 「精神的な部分で鼓舞した」(塚田)。仲間の士気を高めて3回戦に挑んだ。立ちはだかる相手は優勝経験のある強豪、国士舘大。同志社は先鋒、次鋒と強敵相手に技を決められず、不利な展開を迎える。しかし、中堅の高橋が飛び込み面を二本決め、反撃の狼煙(のろし)を上げた。その後も副将、大将と面を決め勝利。「チームワークを生かせたと思う」(堀)。女子団体は実力を遺憾無く発揮し、13年ぶりにベスト8進出を果たした。

相手の様子を伺う塚田

 準々決勝では41回大会の覇者、鹿屋体育大と激突。同志社はなかなか一本が出ず、悪い流れを断ち切れない。その後、副将の有田が小手で一本を取るも、相手の勢いを止められず敗北。準々決勝で姿を消した。「課題は残ったが、最後まで出し切れた」(二上)。

一本を狙う二上

 4年生にとっての最後の大会が終幕。 「剣道を通して様々なことを学べた」(堀)。剣道に向き合い、培った多くの経験。「心から剣道をやって良かったと思う」(塚田)。堀と塚田は剣道人生に終止符を打った。
 「先輩たちの戦い方や気持ちを受け継ぎ、日本一に向けて強化したい」(二上)。4年生の想いを胸に次期キャプテンとしての誓いを立てた二上。新たなる仲間と共に全国制覇に向けて再始動していく。(藤本大次郎)

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