2025関西大学ジュニアリーグ第6節
【本日のスタメン】
1.前田(スポ3) 2.浦松(スポ1) 3.谷井(社2) 4.山崎暖(政策4) 5.前川(スポ1) 6.荒川虎(商4) 7.吉岡(経4) 8.西本(社1) 9.中嶋(法1) 10.丹羽(法1) 11.隅田(法2) 12.徳山(経2) 13.熊野(商4) 14.桃田(商4) 15.中村大(経4)
11月15日に摂南大学グラウンド(大阪府)において、関西大学ジュニアリーグ第6節の対摂南大戦が行われた。 選手それぞれが自身の持ち味を発揮するも、連携ミスが目立ちビハインドで前半を終える。しかし後半では同志社の意地を見せつけ点数逆転に成功し、55-29で白星を獲得。「チームとしてフィジカル面での強みを発揮でき、点差をつけて勝利できたので良かった」(隅田)と勝利を振り返り、喜びを見せた。

試合開始のホイッスルとともに、相手のキックオフで試合が開始。序盤は互いに攻守が入り乱れ、反則が続く。そのような中、前半13分に動きが生まれた。パスミスにより落としたボールをすかさず奪われ、自陣20㍍付近でラインアウトからモールを組まれる。直後、相手に押し込まれる形で先制トライを献上(0-5)。しかしわずか3分後にはラインアウトモールで競り勝ち、スコアを取り返した(5-5)。その後も同志社の勢いは止まらない。同19分には敵陣15㍍ラインと22㍍ラインの間から丹羽が一気に駆け抜ける。「2試合続けて、試合開始後すぐに怪我をしてしまったので最後まで出ようという気持ちで臨んだ」(丹羽)。小さな怪我が続き試合の欠場が続いていたが、復帰後すぐに健闘を見せ、好機を演出した。ゴールライン目前で両者譲らない攻防戦が展開される中、前田が鋭い観察眼を生かし追加点を奪取(12-5)。前半も残りわずかとなる中、同志社にピンチが訪れる。同28分、自陣深くに相手スクラムで押し込まれるが、相手の反則に救われなんとか失点を防いだ。しかし同34分、ゴール前で粘るも及ばず同点に追いつかれる(12-12)。その後も相手の猛進を果敢にタックルで阻むが、相手選手のフィジカルに屈し逆転トライを献上(12-17)。終了間際に連続得点を奪われ、前半が終了した。

5点ビハインドで迎えた後半戦。後半3分、相手のギャップを突いた桃田がターンオーバーに成功。すかさずトライゾーンに飛び込み、逆転に成功した(19-17)。勢いそのまま同10分、西本がトライライン前でのクイックスタートで素早く攻撃を仕掛け、追加点を奪う。(24-17)。さらに同21分には、丹羽がラックから右サイドに大きく展開し、中村大がフィニッシュ(31-17)。その後も主導権を渡すことなく、さらに点差を引き離す。しかし、相手も意地を見せる。同24分、トライライン前でモールを形成されると、肉弾戦に押し負けトライを献上(31-24)。一度は押し返されたものの、同志社はすぐにギアを上げ直す。同28分、徳山の華麗なパス回しで相手を振り切ると、山下(法4)が左大外に展開しトライを奪った(36-24)。さらに同31分、自陣10㍍付近で隅田がインターセプトから相手を置き去り独走。「思い切って出たらいい結果に繋がった」(隅田)。そのまま約60㍍を走り切るビックゲインを披露し、会場を沸かせた(43-24)。続く同34分、瀧川(法3)からラストパスを受けとった山下が力強くトライゾーンへ飛び込み、さらにスコアを重ねる(48-24)。「みんなが繋いでくれて、チームで取ったトライ」と山下が今試合2度目のトライを挙げる活躍を見せた。同37分、再び隅田が右サイドを駆け抜け、パスを受け取った吉岡が7点を加える(55-24)。同41分、一瞬の隙をつかれ突破を許したものの、最後まで主導権を握り続け55-29で快勝を収めた。

Aリーグに続き、圧倒的な強さを示し勝利した同志社。「後半に入るときにエリア取ると決めて、みんなでできたことが勝因」(丹羽)。チーム全員で戦い抜き、堂々の白星を飾った。次戦対峙(たいじ)するのは立命大。ジュニアリーグも残すところあと1試合となった。「しっかりチーム1つになって取り組む」(山下)。有終の美を飾るべく、全身全霊で立ち向かう。(文責・市原理央、村田あげは 撮影・奥谷陽菜、村川愛実、元永侑里、山本桜子)