| TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
| 立命大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 0 | 12 | 14 | 2 |
| 同志社 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 6 | 9 | 3 |
令和7年度関西六大学準硬式野球連盟ステップリーグ3位決定戦
11月16日、同志社大学京田辺キャンパス軟式野球場(京都府)で令和7年度関西六大学準硬式野球連盟ステップリーグ3位決定戦が行われ、同志社は立命大と対戦。試合は序盤から主導権を握りながらも、8回の大量失点が響き6ー12で大敗を喫する。ステップリーグを4位で終幕した。

攻撃では初回から相手の守備の乱れを突き、満塁の絶好機をつくった。しかし、相手先発の立ち上がりを攻める流れになったものの、あと一本が出ず無得点に終わる。それでも先制点を取られた直後の3回裏に今泉(商3)が左前への適時打を放ち、すぐさま同点に持ち込んだ。さらに5回には中島(経3)、安原(スポ1)、天谷(政策1)が外野へ連続して打球を運び、2ー3と1点差まで迫る猛攻を披露。6回には相手の制球難を逃さず走者を貯めると、得点につなげて3点を奪い逆転する。試合の流れは同志社に傾いたように見えた。終盤の8回にも四球を見極めランナーを出し1点を返す粘りを見せたが、打線のつながりは続かず反撃はここまで。9回は三者凡退に倒れ、最後まで相手投手陣を攻略しきれなかった。

逆転劇を演じた一方で、守備では先発・橋本(経3)が序盤から走者を背負う場面が多く、リズムをつかみ切れなかった。3回表には2死から3者連続安打を浴びて先制を許し、5回表には二つの失策が重なる。二塁手のエラーがそのまま失点につながるなど、守備の乱れが痛手となった。それでも橋本は5回まで失点を最小限に抑え、試合を大きく壊さずに役割を果たした。

勝負を分けたのは8回。代わった竹本(文1)がマウンドに上がるも先頭打者の出塁を許し流れを渡す。続く打者にも左翼間へ運ばれる苦しい展開に。状況を変えようとチームは今竹(法1)に継投。しかし立命大の勢いは止まらず、センター前への適時打を含む連打を浴びて計9失点となる。一気に主導権を奪われる展開となり、6-12で力及ばず敗北。同志社はステップリーグを4位で終えた。
「普段出れない人が出たこと自体がいい収穫になった」(杉本・理工3)。今大会では大学公式戦デビューの選手も多く、実戦経験を積む貴重な機会となった。攻撃では逆転劇を演じる粘りを見せる一方で、守備では細かなミスや継投の難しさなど改善点も明確になった。ここからチームはオフシーズンに入る。今回の悔しさを胸に鍛錬を重ね、春の飛躍につなげよ。(文責・奥山璃子、撮影・阿部茉結子)