第42回関西学生ソフトボール新人戦
11月15日、園田学園大学(兵庫県)において、第42回関西学生ソフトボール新人戦が行われた。同志社は大阪大谷大と対戦。決勝進出がかかった大事な試合であったが、反撃の糸口を掴めず4-1で敗北を喫した。
初回は先発の鈴木(スポ2)が見事な立ち上がりを見せる。三者連続で凡打に打ち取り、チームを勢いづけた。試合が動いたのは3回表。9番打者にショートの失策で出塁を許すと、続く1番打者には中前安打を放たれ1死一、三塁のピンチに。その後も守備が乱れ、貴重な先制点を献上した(0-1)。

先制を許した同志社だったがその裏、下位打線の奮闘で反撃の機会をつかむ。8番妹尾(スポ3)が三遊間を抜ける安打で塁に出ると、続く9番伊藤(商3)が投手への痛烈な安打で繋ぐ。さらに1番上田(文情1)が左前安打を放つと、1死満塁の好機を迎えた。2番中村(社1)の打席では相手チームの失策が絡み、1点を獲得して同点に追いついた(1-1)。

打撃陣の奮闘に応えたい鈴木。しかし5回表、9番打者に四球で出塁を許すと、続く1番打者には中前安打を放たれる。その後も連打を浴び、痛い追加点を許した(3-1)。「新人戦だから守備の乱れがあるのは当たり前だけど、自分自身がうまく切り替えられなかったのが良くなかった」(鈴木)。さらに6回表、挟殺の間に走塁妨害が判定され、リードを広げられた(4-1)。
7回裏、6番杉尾(スポ2)が右前安打を放つと、8番妹尾も投手強襲で繋ぎ2死一、三塁のチャンスをつくるがあと一本が出ず、得点には結びつかないまま4-1で敗北。決勝に進出することは叶わなかった。

守備の乱れや相手投手の好投に苦しめられ惜しくも敗戦となったが、ベスト4という好成績で幕を閉じた。「当たり前のプレーをミスしてしまったところが敗因に繋がったと思う。この冬でしっかり基礎から見直して、1から頑張りたい」(妹尾)。今回の試合で選手一人ひとりの課題が明確になったことは大きな収穫だ。基礎を徹底し、個々の問題を克服することでさらなる飛躍を目指す。チーム全体で力を合わせ、春からの戦いに臨む意気込みは十分だ。(馬場美奈帆)
【スターティングメンバー】
1上田(遊)
2中村(中)
3鈴木(投)
4村田(二)
5厚主(左)
6杉尾(右)
7関(三)
8妹尾(一)
9伊藤(捕)
【バッテリー】
鈴木ー伊藤