| TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
| 同志社 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 7 | 7 | 0 |
| 日体大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 2 |
第48回全日本大学軟式野球選手権大会
11月18日、GOSANDO南港野球場(大阪府)で第48回全日本大学軟式野球選手権大会2回戦が行われた。同志社は日体大と対戦。2回に先制すると、終盤に5点を追加し、最後は7-2で試合終了。全国大会初戦を白星で飾った。
秋季リーグ戦から約1ヶ月半。「やるだけのことはやってきた」(大和・経3)。大和組は覚悟と自信を胸に、満を持して全国の舞台へと乗り込んだ。
本日の先発を任されたのは鈴木(経3)。初回からテンポよく打者を封じ、計80球を投げ切る。5回までを無失点に抑える力投でチームに流れを引き寄せた。

2回表、試合は早くも動き出す。先頭の岡本(商3)が左安打で出塁すると、石井(経3)、和田(経3)も続き、1死二、三塁の絶好機で打席には大和。迎えた5球目、確実に送りバントを決めると、その間に走者2人が一気に本塁へ生還。貴重な先制点がスコアボードに刻まれ、ベンチは大きな歓声に包まれた。

試合が再び動いたのは6回裏。鈴木に変わって廣田(法2)がマウンドに立つと、相手4番に左二塁打を浴びる。その後ランナーが進塁し、1死三塁の場面。一ゴロの間にランナーが本塁に到達し、一点差に詰められる。さらに投手の暴投などで2死二塁のピンチが到来。2B2Sの場面から8番打者にタイムリーヒットを放たれ、同点に追いつかれた。苦境を乗り越えるべく捕手の大和がマウンドを託される。「キャプテンとしてなんとか抑えたかった」(大和)。安打を許すも打たせて取り、危機を脱却した。

流れを変えたい同志社は8回。檜山(スポ3)がバントヒットで出塁すると、田中(商2)が四球で続く。その後中川(商3)が犠打に成功。2死二、三塁と絶好のチャンスで打席には岡本が立つ。低めの球をとらえ2点追加。勝負強さを発揮し勝ち越しに成功する。「ショートを抜けてとても嬉しかった」(岡本)。4番の劇的な一打で球場は熱気に包まれた。

迎えた最終回。大和が内野安打で出塁すると檜山と田中が四球を選び2死満塁とチャンスを作る。相手投手が代わりバッターボックスには中川。1Sから左適時二塁打を放ち、ダメ押しとなる3点を追加した。「みんなが繋いでくれた」(中川)。点差を広げた同志社はその裏、出塁を許すも無失点で切り抜け試合終了。強豪日体大を破り、ベスト8進出を果たした。「このまま優勝まで行きたい」(岡本)。一戦必勝を目標に掲げる選手たち。「自分たちのやってきたことを信じて次戦に備えたい」(大和)。王者の座を勝ち取るために全身全霊で白球を追う。(文責・撮影:近藤真子、藤本大次郎)
(一) 田中 9
(二) 中川 5
(三) 栗原 7
(四) 岡本 3
(五) 石井 D
(六) 和田 4
(七) 大和 2
(八) 河村 8
(九) 檜山 6
P 鈴木
バッテリー
(同志社)鈴木、廣田ー大和 大和ー石井
(日体大)渡辺、斎藤 ー一栁 斎藤、今井ー新川