2025年度関西学生ホッケー秋季リーグ戦

　11月29日、甲南大学ホッケーフィールド（兵庫県）にて2025年度関西学生ホッケー秋季リーグ戦第5節が行われた。同志社は京大と対戦。｢チームとして練習でやってきたことが存分に出せた試合だった｣（堀・文4）。同点に追いつかれる場面があったものの、リードを渡さず2-1でリーグ最終節を白星で飾った。

　第1Qは立ち上がりから好調な試合運びとなった。開始3分、コート中盤から相手DFの隙を突き、一気にゴール前へ。勢いそのままに巧みな連携で相手を翻弄し、先制点を決めた。その後も同志社のペースで攻め続けるが、決定打には繋がらない展開が続く。残り5秒、ゴールの際を狙ったシュートを放つが相手GKに防がれ、1-0で第1Qを終えた。
　続く第2Qは両者探り合いの展開に。開始3分、同志社はPCを獲得するも得点には至らなかった。さらに７分、パスミスから自陣深くまで侵入を許してしまうピンチに。DFの相手パスをカットする好プレーによって失点を防いだ。その後も激しいボールの奪い合いが続く。相手にボールが渡った際は仲間から｢一回しっかり下がるよ!」の声がかかった。残り3分、再度PCを獲得。追加点を狙ったが、得点は動かず1-0で試合を折り返した。

　第3Q、同志社は開始2分にPCを獲得し、中野(商2)がゴール前で受けたボールを振り抜くも惜しくも枠外。その後も攻勢を続け、4分にはゴール目前まで迫るが相手キーパーの好守に阻まれた。その後身体を使った突破で前線へパスを通すなどリズムを作ったものの、10分に守備の隙を突かれて失点。1-1と追いつかれた。終盤にPCを重ねて攻め込むも決め切れず、勝負は最終Qへ委ねられた。

　第4Qは開始1分からPCを得るが、またも相手キーパーに止められる。3分にもチャンスはあったが得点には結びつかず、一進一退の展開が続く。それでも攻めの姿勢を緩めない同志社は、残り5分でPCを獲得。「楽しんで決めるよ！」の声が飛ぶ中、堀がゴール左へ流し込み追加点に成功した。ラスト30秒は相手に攻め込まれる場面も見られたが、それでも最後まで集中を切らさず、最終節を笑顔で締めくくった。

　この勝利により、同志社は入替戦への出場が決定した。「絶対に勝つ」(宇野・社3)。3季連続であと一歩のところで1部昇格を逃してきた悔しさを胸に、選手らは強く誓った。仲間を信じ最後まで攻め続けるホッケーで、今季こそ1部の座を掴み取れ。(文責・礒川紘花、津田花暖、撮影・津田花暖)