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【フィギュアスケート部】うたまさが五輪出場決めた!

第94回全日本フィギュアスケート選手権大会

 12月21日、国立代々木競技場第一体育館(東京都)において第94回全日本フィギュアスケート選手権大会の3日目が行われた。大会最終日に行われたアイスダンスFD(フリーダンス)には森田真沙也(商4)が出場。見事1位に輝き、来年2月に行われるミラノ・コルティナオリンピックへの切符を獲得した。

表情豊かに演技する

 「うたまさ」の愛称で親しまれている吉田唄菜(木下アカデミー)・森田組。出場カップルの中で唯一五輪への出場資格を満たしているだけに「選考されるのにふさわしい演技をしたい」(森田)と意気込んだ。大会2日目に行われたRD(リズムダンス)で首位につけ、迎えたFD。好演技が続く中、最終滑走で登場した。プログラムは『フェニックス』。不死鳥がテーマの力強い演目だ。スピードに乗ったワンフットターン、息の合ったツイズルで一気に二人の世界観に引き込む。さらには森田が吉田を片足で支えるコンボリフトではGOE(出来栄え点)で2点以上の加点を得た。その後もスピードは落ちることなく、伸びやかかつ滑らかなスケーティングを披露。豊かな表現力で見事に火の鳥を演じきった。「去年は満足のいく演技はできなかったが、今回は満足した演技ができた」(森田)。演技終了後には力強く拳を握った二人。前回王者の意地を見せつけ、FDでは103.51点をマークする。総合得点172.29点で大会2連覇を達成した。

観客の声援に応える
表彰式で笑顔を見せる

 競技終了から約8時間後に行われたオリンピック日本代表発表記者会見。アイスダンスの代表者として「吉田唄菜・森田真沙也組」の名前が呼ばれる。拍手を受け、登壇した森田は「団体戦でチームに貢献できるような演技をしたい」と大舞台での飛躍を誓った。さらに、ペアのカテゴリ―の代表には同志社OBの森口(商卒)が選出。長岡柚奈(木下アカデミー)とペアを組み、「ゆなすみ」として成長を見せてきた。「オリンピックに出るだけではなく、自分たちが納得いくような素晴らしい結果を残せるように頑張っていきたい」(森口)。初出場となるオリンピックへ向け、意気込みを語った。また、男子シングルスで初出場とは思わせない会心の演技を披露した森本(商1)。全日本選手権初出場の中で最高位の選手に贈られる新人賞を受賞した。

会見に臨む日本代表の選手たち

 各々が持てる力を出し切り、しのぎを削った全日本選手権が閉幕。ミラノ・コルティナオリンピックまでは50日を切った。夢舞台で同志社勢がどのような演技を見せるのか。進化を続ける彼らに世界中から熱い視線が注がれる。(文責・若松晏衣、撮影・矢部彩香)

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