12月25日に、ダイドードリンコアイスアリーナで第98回日本学生氷上競技選手権大会が行われた。2戦目の相手は、中央大。終始相手に主導権を握られながらも、GKを中心に全員で粘り強く戦い抜いたが、白星を上げることはできなかった。

緊張感が張り詰める中、第1ピリオドが幕を開けた。試合開始直後から自陣でのプレーが続き、同志社は守勢に回る立ち上がり。開始4分、相手のテンポの良いパス回しからシュートを決められ、先制点を許す(0-1)。さらにその直後、センターラインからのフェイスオフを起点に速い攻撃を受け、追加点を献上した(0-2)。以降も中央大の攻撃に押し込まれる時間帯が長く続き、思うようにパックを保持できない展開に。カウンターから反撃を試みる場面もあったが、決定機を作るには至らなかった。

第2ピリオド開始1分、中央大は勢いそのままに追加点を奪い、リードを広げた(0-3)。その後も相手の鋭いシュートや厚みのある攻撃を受ける苦しい時間帯が続いたが、GK長(スポ2)が連続セーブを見せ、チームを救う。ディフェンス陣も体を張ったプレーでゴール前を守り、失点を最小限に抑えた。徐々にルーズパックを拾える場面も増え、相手陣内に攻め込む。しかし得点には繋がらなかった。

反撃を期して臨んだ第3ピリオドだったが、開始早々、一瞬の隙を突かれて失点(0-4)。苦しい展開となる。その後はGKを中心に集中した守りを見せ、簡単には得点を許さなかった。しかし、試合終盤にかけて再び失点を重ねる形となった。最後までゴールを奪うことはできず、0-9で試合終了。完封負けで全日本インカレは終了した。主将福井(法・4)は「第3ピリオドまで集中力と体力がもたなかったのが課題」とこの試合を振り返る。
格上相手に厳しい試合となったものの、GKの好守や守備陣の粘りなど随所に結実した努力の跡が見られた。「圧倒的な攻撃力の中央大相手にここまで守れたこと、誇りに思う」(福井)。勝利には届かなかったが、終了のホイッスルが鳴るまでリンクに立ち続けた姿は、彼らが積み重ねてきた1年間を象徴していた。この悔しさを糧に、チームはさらなる高みを目指し、次の一歩を踏み出す。(文責・川田恵花、撮影・元永侑里)
福井進之助(法4)
ー4年間を振り返って
ほんとに一瞬でした。人間として大きく成長できた年だし、同志社大学アイスホッケー部でプレーができて本当に嬉しく思います。時には、しんどい時や悩む時はありましたが、優しい先輩に恵まれ、最高の同期にも助けてもらい、やりきれたと思います。また、これまでアイスホッケーを続けさせてくれた親には本当に感謝しています。本当にありがとうございました。
ー同期へのメッセージ
最高の同期です。一緒にいると一生笑ってるし、プレーではみんな魅せてくれるし、真面目な話もとことん話す。この同期で本当に良かったと思います。これからもずっとずっと仲良く集まりましょう!!
ー後輩へのメッセージ
頼りない主将でしたが、着いてきてくれてありがとう!時には厳しくした場面もありましたが、乗り越えてくれたことに嬉しく思ってます!!これから上階生になるにつれ、仕事や責任が多くなってきますが、頼るところはとことん頼りながら進めていってください。もし悩みがあれば、いつでも乗るので飲みに誘ってください!!本当にありがとう!!
加藤和己(法4)
ー4年間を振り返って
大学4年間の部活動はとても濃い時間で、アイスホッケーを一番楽しむことができた時間でした。兄の背中を追って入学を決めた大学でのアイスホッケーでは、これまでのチームでは経験することのなかった多くのことを、先輩・同期・後輩のおかげで経験することができました。この4年間を充実して過ごすことができたのは、両親の支えがあってこそだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ー同期へのメッセージ
この4年間、本当にたくさん笑わせてもらいました。たくさん迷惑もかけたと思うけど、優しい同期のみんなのおかげでここまでやってこられました。またどこかで笑い合えるように、これからも頑張ろう!
ー後輩へのメッセージ
自分たちの色を大切にして、これからの同志社大学アイスホッケー部を盛り上げていってください!
みなさんのご活躍を心から願っています。本当にお世話になりました。
金山侑(商4)
ー4年間を振り返って
本当に短かったです。本当にあっという間でした。
ー同期へのメッセージ
4年間も一緒にいると嫌になると思っていたけど、そう思うことは一度もないくらい、楽しい4年間でした。同期には本当に感謝です。
ー後輩へのメッセージ
大学生活って本当にあっという間なので、一つ一つに全力で取り組んでほしいと思います。語りきれないほどたくさんの思い出を残してくれたので、充実した生活でした。本当にありがとうございました。そして、これからも頑張ってください。
石倉主税(スポ4)
ー4年間を振り返って
怪我に苦しみ、完走できたシーズンはありませんでした。しかし、先輩だけでなく、後輩の支えもあり、4年目では身体を張れるディフェンスとして、チームに貢献できてよかったです。幼い頃から憧れであった同志社アイスホッケー部でプレーできて、幸せでした。
ー同期へのメッセージ
どんな時も常に楽しみながら部活動に打ち込めたことは、同期のおかげであったと心から思います。この先、もう一緒にプレーできないのは、いまだに信じられないほど、あっという間に時間が過ぎました。最高の同期に恵まれ、幸せ者でした。4年間ありがとう!
ー後輩へのメッセージ
4年間はあっという間だと思いますので、全力で大学生活を楽しんでください!皆さんの今後のご活躍を楽しみにしております!
泉千翔星(経4)
ー4年間を振り返って
4年間のうちの大半は自分にとって苦しいものだった。試合に出られないことへのいら立ちや不安があったが、自分の役割を考えてプレーすることで4年目となる今シーズンは全ての試合に出場することができた。最後のシーズンで今年の目標であった「全試合出場」を達成することができて嬉しく思う。
ー同期へのメッセージ
4年間みんなと共にアイスホッケーをできたことにとても感謝している。みんなのおかげで楽しんでアイスホッケーができた。4年間本当にありがとう。
ー後輩へのメッセージ
4年間はみんなが思うよりあっという間に終わるので後悔のないようにアイスホッケーも大学生活も楽しんでほしい。
辨野巧(法4)
ー4年間を振り返って
4年間を通して毎年ポジションが変わり、思うようなプレーができず悩む時期もありました。
それでも、先輩や後輩、そして同期の支えがあったからこそ、最終的にはディフェンスとしてチームに貢献することができました。多くの楽しい思い出と貴重な経験を与えてくれた同志社アイスホッケー部には、感謝の気持ちしかありません。
ー同期へのメッセージ
4年間、力を合わせて同期とともに最後まで戦い抜けたことは、一生の思い出です。これから一緒にプレーできなくなるという実感がまだ湧かないほど、本当に最高の同期だと思っています。4年間ありがとう。これからもよろしく!
ー後輩たちへのメッセージ
楽しい時も辛い時もあると思いますが、どんな時でも楽しむ気持ちを忘れず、4年間という時間を全力で過ごしてください。もちろん、学業や遊びにも全力で取り組み、たくさんの思い出を作ってほしいです。皆さんのこれからの活躍を、陰ながら応援しています。