第99回全日本学生スキー選手権大会
2月18日から23日にかけて、アルペンスキーは菅平パインビークスキー場(長野県)、クロスカントリースキーは名寄健康の森スキー場(北海道)で第99回全日本学生スキー選手権大会(以下、インカレ)が行われた。男子は2部昇格、女子は最短1部復帰を達成。男女共に総合優勝と昇格を成し遂げ、全関西学生スキー選手権大会(以下、全関西)へ弾みをつけた。

今大会はアルペンスキーが長野県、クロスカントリースキーが北海道と異例の別開催地で実施された。そのため、アルペン組がランナー組より2日早く試合を迎える変則日程。3部総合優勝、2部昇格を狙う男子部アルペンチームは初日のGSで56ポイント、3日目のSLで38ポイントを積み上げ、合計94ポイントを獲得した。
GSでは田上(理工4)、袖岡(理工2)、明石(理工2)、宮本幹(心理1)の4人全員が1本目から30位以内に入る好滑走。2本目でも「攻めなければならないと、思考をシフトチェンジした」(田上)と強気の姿勢を貫き、好順位を維持した。長く硬い雪質のコースという慣れない条件の中でも、2部1位となる56ポイントを奪取した。
中一日で迎えたSLでも勢いは衰えない。GSの約3.6倍のコースアウト率とも言われる難種目で全員が完走。明石と宮本幹がポイントを獲得した。「しっかり完走でき、ポイントを取れて良かった」(明石)。さらに宮本幹は「攻め切って高いポイントを獲得することが自分の役割」とルーキーながらGS6位、SL10位と入賞を果たした。
一方の女子部も着実に得点を積み重ねた。GSで38ポイント、SLで60ポイントの合計98ポイントを獲得。アルペン競技4日間で最も冷え込んだGSでは、40旗門をスピード感あふれる滑りで攻略し、松尾(法4)、井上(スポ2)、蔦屋(社1)がポイントを獲得した。
緊迫する中で迎えたSLでは、松尾、井上、吉阪(社2)、藤室(商1)の4人全員がポールを腕や体でなぎ倒す気迫の滑走を見せ、60得点を加算。さらに井上は得意のSLで10位入賞し、確かな自信を得た。
アルペンチーフ宮本大(理工4)を欠く不測の事態にも関わらず、仲間を思いやりながら全員で踏ん張ったアルペンチーム。W昇格に向けて大きく部に貢献した。

クロスカントリーチームは「総合優勝を目指す」(山田・経1)と全員が同じ目標を持ちインカレに挑んだ。初日の5kmクラシカルでは、男子では山田が、女子では菊池(商1)が優勝、鈴木(スポ1)が準優勝する。さらに他のメンバーも全員がポイントを獲得した。
他の大学を引き離すべく挑んだ2日目の10kmフリー。男子の試合が始まると、二宮(文情3)と山田が上位集団に喰らいつく滑りを見せ、二宮が2位となった。次に始まった女子の試合では、序盤から鈴木が先頭で滑り続け、1位を獲得。この日も全員がポイントを獲得することに成功した。
インカレ最終日、この日の種目はリレー。すでに男子は2部へ、女子は1部への昇格が確定していた同志社にとって目指すはそれぞれの部での総合優勝のみとなった。スタートの合図で第一走者を任された二宮が軽快な滑りを見せ、上位で第二走者の山田にバトンを渡す。山田も後続を寄せ付けない滑りで他選手を引き離した。最終走者である金村(理1)も力を全て出し切り、2位でゴールする。同時刻に始まった女子も、第一走者の菊池が他選手を圧倒的に引き離し、1位で第二走者へバトンを託す。第二走者の鈴木もペースを全く乱さない滑りを見せ、順位をキープした。アンカーの近藤(商4)にとっては最後のインカレ。今まで培ってきた全ての技術を駆使する優雅な滑りで1位を維持。最後は選手や保護者、OBOGに迎えられながら笑顔でゴールした。

男女共に昇格、そして総合優勝を果たした同志社スキー部。「次の目標は全関2部総合優勝」(二宮)。この流れのまま、全関でも総合優勝を狙う。
(益野瑛真、奥村隼士)