アメリカンフットボール部
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【アメリカンフットボール部】完封勝利で力の差を見せつけた

2024関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2

 9月22日にMKタクシーフィールドエキスポ(大阪府)で2024関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2、対大体大戦が行われた。リードを許すことなく、30-0でコールド勝ちを収め真価を見せた。

 試合は同志社のキックオフで開始。第1Q開始2分、#26久場(法4)の約20㍎のランプレーが決まりエンドゾーンまで残り2㍎となる。そのまま押し出しでTD(タッチダウン)を決め、先制点を奪った。#38永田(経4)のキックも成功し、合計7得点を挙げる。残り5分のところで順に約26、15㍎のパス成功を許すも、DF陣の活躍が光りリード保ったまま第2Qにつなげた。

パスを試みる佐々木

 第2Qは、相手のギャンブル不成功により自陣28㍎から攻撃がスタート。#15佐々木康(商4)から#81 吉森(スポ2)へのパス、ロングランで38㍎を攻め上げるも、インターセプトされ攻撃権を相手に渡してしまう。しかし中盤、相手のパントを#83小林(社2)がリターンしそのままエンドゾーンへ。「ミスを取り返すっていう気持ちで入ったので、TDを取れて嬉しかった」(小林)。約75㍎を走り切り、会場を湧かせた。また残り3分には、佐々木康から#86 羽入(スポ2)への60㍎のTDパスが決まりさらに7点を奪取。20-0と相手を引き離し、前半戦を終えた。

フィールドを駆ける羽入

 このまま差を広げたい第3Q。大体大のキックオフを#42濱野(商4)がリターンし、自陣38㍎から攻撃を開始した。序盤、負傷した佐々木康の代わりに出場した#17原田(生命2)から羽入へパスがつながると、そのままフィールドを駆け抜け25㍎をゲイン。勢い付いた原田は、自らQBランでTDを奪いさらに点差を引き離す。「佐々木さんと比べて走るのが得意かなと思っていて、佐々木さんと違う方法でチームを支えられて良かった」(原田)と満足げな表情を見せた。その後も相手OF陣のミスが続き、依然として流れは同志社側に顕在。終盤同志社側の反則が2つ重なり、合計15㍎の罰退を言い渡される。だが、またも原田がQBランで17㍎のゲインに成功。嫌な流れを打ち切り、27-0で第3Qが終了した。原田の活躍について「まだまだ落ち着きが足りないところもあるが、あいつの持ち味の走る部分は今日もTDを決めていたし、本人にとっても収穫のある試合だったと思う」(佐々木康)と厳しさ交じりの愛のある評価を残した。

 最終Qは敵陣26㍎から同志社のフォースダウンで始まると、永田がFG(フィールドゴール)を決め3点を追加。30点差が付いた時点で試合終了となり、30-0で完封勝利を収めた。

キックを決める永田

 今試合で、得点源となったのは2年生の選手たち。次戦の対追手門学院大に向けては「ちゃんと自分の力が出せるようにしっかり頑張っていきたい」(小林)と意気込んだ。まだまだリーグ戦は始まったばかり。勢いそのままに、成長し続ける佐々木組から目が離せない。(文責・益野瑛真、撮影・沼野涼音)

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