2024関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2
10月20日にMKタクシーフィールドエキスポ(大阪府)で2024関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2、対兵庫県立大戦が行われた。前半戦で大量得点を獲得すると、リードを譲らず44-0で勝利を飾った。
試合は同志社のキックオフで開始した。わずか1分後、敵陣15㍎時点から同志社の攻撃が始まる。#15佐々木康(商4)から#81吉森(スポ2)へのTD(タッチダウン)パスが通り、先制点を奪取。#38永田(経4)のキックも成功し、合計7点を挙げた。相手にファーストダウンの更新を許すことなく、すぐに攻撃権が回ってくる。反則により10㍎の罰退を言い渡されるも、#83小林(社2)が約80㍎を駆け抜けTDし追加点を奪取。小林の活躍に会場は盛り上がりを見せた。終盤、敵陣46㍎から攻撃がスタート。佐々木康から#86羽入(スポ2)へのパスが通り13㍎ゲインする。勢いそのままに、#26久場(法4)のランプレーでTD。一挙に21点を挙げる活躍を見せ第1Qを終えた。
続く第2Qは自陣30㍎から攻撃を開始すると、羽入が45㍎のロングランで大きくゲイン。佐々木康から#29山口(神1)のパスも通り、ゴール前10㍎まで攻め込む。#32内藤(文情3)がエンドゾーンにボールを持ち込み、追加点を挙げた。残り5分13秒、相手のパントを小林がリターンしそのままTDに成功。「全員がブロックしてくれて、TDに持っていけたので良かった」(小林)。その後も兵庫県立大に得点を与えず、同志社テンポで試合は進んだ。佐々木康から吉森への約10㍎のパスが続けて成功し、大きくゲイン。残り1秒、フォースダウンでFG(フィールドゴール)を選択するも、得点にはつながらない。35-0と大差をつけ後半戦へと突入した。
第3Q開始直後から、佐々木康の的確なパスが通ると順調に相手陣地に攻め込んだ。残り7分17秒、内藤が再びエンドゾーンへボールを押し込み、本日2度目のTDを獲得。「OLがしっかり抑えてくれたおかげで、TDを取ることができた」(内藤)。しかしその後は相手オフェンス陣の攻撃を阻止することができず、自陣14㍎まで迫られる。フォースダウンで相手KがFGを選択するも、不成功に終わったため窮地を脱した。同志社に攻撃権が回ってくると、#27中川(法1)がランプレーで31㍎ゲインする。
点差を守り抜きたい第4Qへ突入すると、開始4分で#98廖(法2)がQBサックを決める好プレーを披露した。その後はしばらく拮抗した戦いを繰り広げていたが、残り3分51秒で同志社のオフェンス陣が動き出す。#17原田(生命2)から山口へのパスが成功し17㍎ゲイン、原田が自らボールを持ち11㍎を走り切るなど下級生の活躍が光った。残り1分44秒、永田が相手陣11㍎からFGを成功させるとさらに点差を広げる。最後は#92桂(文2)が相手のパスをインターセプトし、44−0で試合が終了。
次戦の相手は春の試合で勝利を収めた甲南大。「自分たちがやりたいことをしっかり出せるように徹底的に準備をしていきたい」(佐々木康)と意気込んだ。全部員の力を結集し、連勝記録を伸ばせ。(文責・沼野涼音、益野瑛真、撮影・益野瑛真)