アメリカンフットボール部
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【アメリカンフットボール部】惜しくも全勝逃す

対神大 REVENS

 5月24日、王子スタジアムで対神大との試合が行われた。今試合が春シーズン最終節となり、ここまで負けなしできたワイルドローバー。目標である全勝がかかった大一番で、10-13と惜しくも敗北を喫してしまった。

 試合は神大のキックオフで始まった。攻撃が始まると、#14仲田(法1)を軸にテンポ良く攻め上げる。ファーストダウンから、#86羽入(スポ3)へ精密なパスを通す。その後は、#83小林(社3)、#32内藤(文情4)のランが光り、ゴール前まで迫る。残り6分、FG(フィールドゴール)を選択し、#22山本(法4)が豪快なキックで先制点を挙げた。残3分半、同志社の2度目の攻撃ターンが50㍎付近から回ってくる。小林の卓越したランと仲田のQBランで一気にゴール前6㍎まで攻め込んだ。しかし、仲田が出したパスを相手DBにインターセプトされ、得点のチャンスを逃してしまった。

走る小林

 続く第2Qは神大のセカウンドダウンが自陣3ヤード辺りから始まった。#56白木(商4)の力強いタックルもあり、ロングドライブを許さない。拮抗(きっこう)した状況が続いていたが、残り5分神大によって均衡を破られた。自陣20㍎付近から同志社のファーストダウンが始まったが、またもインターセプトを許しそのままTD(タッチダウン)を与えてしまったのだ。切り替えたいところだったが、その後もミスは続きロングドライブをすることができない。しかし、残り約1分、相手のFGを#91馬込(法3)が体を張ったブロックで阻止に成功し、3-6でハーフタイムへ。

 第3Qは#10平野(理工3)のキックオフでスタート。相手のファーストダウン更新を許さず、開始1分、自陣46ヤードから攻撃ターンが回ってきた。フォースダウンでギャンブルを選択しファーストダウンを更新すると一気に勢いづく。#81吉森(スポ3)、#89小杉(社3)へのパスが次々と決まり、内藤のランでエンドゾーン前へ。残り5分、最後は小林が中央を走り抜け、TDを奪い逆転に成功した。その後は、#35三島 (理工4)の好守や白木のパスカットをはじめとするディフェンス陣の奮闘で追加点を与えない。

構える仲田

 だが神大の攻撃から始まった最終Q。猛攻を止めることが出来ずロングドライブを許してしまい、そのままTDを与えてしまった。スコアは10-13とまたもリードを奪われる展開に。残り7分、同志社の攻撃が始まるも、ワイルドローバーらしい流れを持ってくることができない。「悪い流れを断ち切れなかった」(竹島・政策4)。その後も反撃は実らず、10ー13で無念の今季初黒星を喫した。

円陣を組む選手たち

 全勝を逃してしまったワイルドローバー。「惜しいところも何回かあったので、相手にやられたというよりかは自滅みたいなイメージ」(吉森)と選手たちは悔しさをにじませた。だが、彼らに下を向いている時間はない。秋からは一層熾烈(しれつ)な戦いがワイルドローバーを待ち受ける。部の目標は「日本一」。9月からのリーグ戦に備えて、厳しい夏の鍛錬に励み、一段と成長した姿でスタンドを魅力するに違いない。さぁ、全国にその名をとどろかせろ。

(文責・益野瑛真、撮影・シンウンス)

※ホームページの不具合により、投稿を見合わせておりました。謹んでお詫び申し上げます。

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