アメリカンフットボール部
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【アメリカンフットボール部】立大倒し、強力組初白星

5月8日にEXPO FLASH FIELDで第76回立教大学定期戦が行われた。同志社は序盤のリードを守り切り、21ー13で勝利。新チームが発足してから初の白星を挙げた。

強力(政策4)を中心に円陣を組む選手たち

 立大のキックオフで始まった今試合。序盤から#15佐々木(商2)のパスを中心にゲインを重ねるも、ファーストダウンが獲得できない。一方のDF陣は、堅い守りで突破を許さず一進一退の攻防が続いた。
 しかし第1Q中盤、同志社の反則で自陣深くまで侵入を許すと、相手にFGを決められ先制点を献上。さらに、終盤にも自陣ゴール前まで攻められる苦しい展開に。第2Q最初のプレーで、またもFGを許し立大ペースで試合が進んだ。

TDを決めた戸島(スポ3)を称える選手たち


 嫌な流れを断ち切ったのは#4奥(商4)だった。「今日はRBからリズムが作れた」(奥)の言葉通り、チームに流れを引き寄せるロングゲインを連発。奥の中央突破から2度のファーストダウンを獲得し、相手陣ゴール前へと迫った。すると、負けじと同じくRBの戸島がディフェンスの合間をかい潜りTD。わずか4分で逆転に成功する。

中央を突破する奥


 再びスコアを動かしたのも同志社だった。第2Q残り5:17、#45高本(法3)のパントキックを相手選手がファンブル。そのボールにうまく反応した#21西川(政策3)が抑えTDを決める。リードを8点に広げた。
 さらに勢いが収まることはなかった。第2Q残り0:38、前の京大戦でも大活躍を見せた13濱田(スポ4)が佐々木からロングパスを受け取りゴール前へ。最後は、奥が9ydを走り切りTD。「なんとしても決めようという一心で突っ込んだ」(奥)。貴重な追加点を挙げ、前半を折り返した。


 「0ー0の気持ちで後半を迎えようと発信していた」(主将・強力)。しかし、第3Qは立教大に流れを渡してしまう。第3Q残り8:21、自陣40yd付近からロングパスを成功され、一気にレッドゾーンに侵入を許す。すると、直後の攻撃で左隅にパスを決められ失点。「後半で一本取られて、こういう部分が詰めが甘いのかなと思った」(強力)。幸先よく点差を縮められ、勝負は最終第4Qへと持ち越された。
 第4Qは、自陣のディフェンスからスタートした。ファーストプレーで16ydゲインされ、深くまで攻め込まれる。第4Q残り10:48、フォースダウンの場面で、勝負所だと見た立大がすかさずタイムアウトを要求。観客席は緊張感に包まれた。
 タイムアウトが明け、試合再開のホイッスルが鳴り響く。相手はFGの陣形からTDを狙うトリックプレーを仕掛ける。だが、相手のギャンブルを読んだ#20楠野(法4)がビックタックル。「QBが抜いたのが見えたので、一直線で仕留めにいった」(楠野)。流れを変えるプレーに同志社サイドからは大きな拍手が送られた。

ディフェンスで流れを変えた楠野

 課題を残しつつも、勝ちという結果を得られたことは何よりも収穫だ。「関西の1部の優勝校になれるようなチームを築き上げていきたい」(強力)。まだまだ発展途上のチームがどこまで成長した姿を見せてくれるのか。今後の戦いに大きな期待が高まる。

(文責・勝部健人、撮影・松井麻衣)

記念の盾の交換を行う両チームの主将

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