アメリカンフットボール部
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【アメリカンフットボール部】入れ替え戦制し、1部残留果たす!

2025関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1-2 入れ替え戦

  12月13日にたけびしスタジアム京都(京都府)で2025関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1-2、対龍谷大戦(SEAHORSE)が行われた。後半戦で追い込まれる場面もあったが、最後まで攻めの姿勢を貫き21ー7で1部残留を決めた。

 試合は相手のキックオフで自陣38㍎からスタート。#14QB仲田(商1)を中心に着実にファーストダウンを更新し、敵陣9㍎まで迫る。そして開始6分、仲田から#88三浦(商2)へのパスが成功。そのままTDを決め、先制点を獲得した。その後は均衡した試合が続くも、#2欠野(文4)の好タックル、#99伊達(経2)のパスカットなどDFの活躍により、相手を無失点に抑え込み、7-0で第1Qを終えた。

パスを出す仲田

 同志社のファーストダウンが敵陣45㍎から始まった第2Q。開始4分、同志社に再び攻撃権が回ってくる。#24大島(理工2)や#32内藤(文情4)のランでテンポ良くフレッシュを獲得し、敵陣17㍎まで迫る。フォースダウンでホルダーである#17原田(生命3)が走るスペシャルパントを選択するも、ギャンブル成功ならず。しかし開始9分に同志社が魅せる。サードダウンで#14仲田が相手DFを掻い潜りランで進める。さらに仲田から#86羽入(スポ3)へ9㍎のパスが成功。相手の反則もありゴール前3㍎まで迫る。そして、前半戦終了まで残り4秒、#32内藤が外から回り込みTDを獲得。その後の#10平野(理工3)のキックも成功し、14-0で第2Qを終えた。

ボールを持って走る内藤

 第3Qは#22山本(法4)のキックでスタート。相手に攻め入られる苦しい時間が続く。開始5分に緊迫した状況下の中、今シーズン数多くの活躍を見せた#35三島(理工4)が相手のエンドゾーン付近でインターセプトを決め、チームにモメンタムを与えた。しかしその直後に今度は同志社がインターセプトを許し、そのままTDを奪われてしまう。それでも相手の猛攻に耐え、迎えた残り50秒。#40鈴木(商3)がインターセプトを決め、同志社サイドは大きな歓声に包まれた。14-7とリードしたまま、勝負の行方は最終Qへ。

喜び合う左・羽入、右・内藤

 このままリードを守りたい第4Qは自陣45㍎から同志社の攻撃が始まった。大島が華麗にディフェンスを交わし、約40㍎をゲイン。開始早々、チームを活気づけるプレーで会場を沸かせた。敵陣28㍎からファーストダウンを再開すると、内藤のランで約6㍎進める。勢いに乗ったオフェンス陣は、サードダウンで三浦へのパスが通り一気にゴール前まで迫る。最後は内藤がディフェンスを押し込みTDを獲得し、点差を14点に広げた。攻撃権が相手に移るとランで攻め込まれるが、#91馬込(法3)や#1谷口(スポ1)のタックルで龍谷大をエンドラインに近づかせない。第4Q残り50秒には、三島がこの試合二度目となるインターセプトを決めた。「練習してきたことができてよかった」(三島)。最後まで集中力を保ちながらリードを守り抜き、試合終了の笛が鳴り響く。21-7と入れ替え戦で勝利を収めた。

 試合終了の瞬間、選手達の目からは大粒の涙がこぼれ落ちた。入れ替え戦を勝ち抜き、1部残留を果たしたワイルドローバー。「日本一」という目標には届かなかったが、後輩たちへ夢を託し、ユニホームを脱ぐ。

 昨年1部に昇格し、新体制でグラウンドに立った竹島組。だが秋季リーグ戦では開幕6連敗を喫するなど決して順風満帆ではなかった。それでも最後まで前を向き続けた4年生の背中は、後輩たちの目に勇ましく焼き付いた。4年生の思いを受け継いだ後輩の勇姿が、来シーズン、再びグラウンドに刻まれる日を待つ。(文責・桑原真桜、須増朋花、宮本芽衣、撮影・シンウンス)

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