4月16日、同志社大学京田辺洋弓場(京都府)で女子第58回関西学生アーチェリーリーグ戦第3戦が行われた。同志社からは、上原(スポ4)、武内(スポ4)、竹澤(スポ3)、中川(法3)、関根(スポ2)、鈴木(スポ1)が出場(うち関根がメンバーチェンジ)。立命大に1945−1668(上位3名の合計点数)で勝利し、開幕3連勝を飾った。
行射中の上原
曇天の中、開始した50㍍ラウンド。レンジには相手校の声援が響き渡っていた。それに圧倒されてか、本領が発揮出来ないまま試合が進み、3・4エンド目の合計は鈴木を除く全員が50点以下に。更に空気は重くなり、9エンド目、調子を出せずにいた中川から関根にメンバーチェンジをした。「最初から当てていけるように、抜けた人の分や周りの分もカバーできるように、明るく雰囲気よく打つ」と意気込み、シューティングラインにたった関根はそのエンドで29点の高得点を記録。また点数面だけでなく、周りの選手に積極的に声掛けを行い、チームに活気を呼び戻した。好スタートは切れなかったものの、919-728と同志社がリードをする形で後半戦へと折り返した。
矢を放つ関根
応援にこたえる関根
調子を上げたい30㍍ラウンド。応援には男子の部員らも加わり、選手の表情も和らぎはじめる。2エンド目にして4人が29点を出し、1・2エンド目の合計点数は全員が55点以上となった。その後、選手たちの勢いはさらに加速し高得点が連続する。そして、8エンド目からはほぼ毎エンド30金が出され、最終エンドでは全員が28点以上、更に鈴木は60金を達成した。後半戦、怒涛の勢いで強豪校の意地を見せつけ、1945-1668で同志社が勝利を収めた。
ガッツポーズする竹澤
グータッチをする鈴木(左)と瀧川(右)
開幕3連勝を果たすも、前半のスタートダッシュが課題として出てきた今試合。「次は今日みたいな発進じゃないように、最初からというのを課題にしてやっていきたい」(上原)。次戦からはリーグ戦後半に差し掛かる。修正を行い、更なる高みへ駆け上がれ。(西村早智)