アーチェリー部(女子)
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【アーチェリー部女子】全国準優勝で終幕

 6月18・19日、つま恋リゾート第1多目的広場(静岡県)で第58回全日本学生アーチェリー女子王座決定戦Supported by KOWAが行われた。同志社からは、上原(スポ4)、武内(スポ4)、関根(スポ2)、鈴木(スポ1)が出場。優勝決定戦で惜しくも敗れるも、全国準優勝を果たし上原組が終幕した。

「絶対優勝したいという強い気持ちで来た」(武内)。1年間目標としてきた王座優勝に向け、部員一丸となり全国の大舞台に挑んだ。

声援を送る応援メンバー

 1日目の予選ラウンドは1人72射を射ち、そのうちチーム上位3名の合計点数で順位が決まる。強い日差しが降り注ぐ中でも、安定した点数を出し続け、実力を遺憾無く発揮。上原が4位、武内が9位、鈴木が12位、関根が16位で予選ラウンドが終了した。同志社は1849点(上位3名の合計点数)の予選3位で、決勝ラウンドへと駒を進めた。

行射中の関根

 2日目に行われた決勝ラウンドは、予選とは異なり、トーナメント形式で1人2射ずつの合計6射の合計点数で競われた。

  1/8イリミネーションラウンドは、予選14位通過の法大との対戦となった。初戦から50点台を維持し、6ー0のストレート勝ちで圧勝。幸先の良いスタートを切った。

拳を突き上げる選手たち

 1/4イリミネーションラウンドの対戦相手は立教大。ここでも初戦を上回る点数を出し続け、圧倒的な強さを見せつける。6ー0の快進撃でセミファイナルへと勝ち進んだ。

 続くセミファイナルは、昨年敗れた因縁の相手、早大との戦いとなった。しかし、「今までの流れも良かったから、この3人で射っていけば大丈夫」(上原)と強い気持ちで挑んだ。1セット目、55ー53で先制点を挙げると、勢いそのまま2、3セット目を連取し、6ー0で相手を撃破。悲願のゴールドメダルマッチ進出が決まった。

ハイタッチをする武内

 そして迎えた優勝決定戦。相手は予選1位通過の強豪日体大だった。さらに、ゴールドメダルマッチから交互射ちとなるため、相手の点数を意識しざるを得ない状況となる。プレッシャーがかかる中、「準備は出来ているからあとはやりきるだけ」と気持ちを固め、試合に臨んだ。

狙いを定める鈴木

フォロースルー中の上原

 1セット目、日体大が6点と大きく外す一方、同志社は落ち着いた行射で高得点を連発。54ー46で2ポイントを先取した。続く2セット目では日体大の追い上げを許し、4ー4の同点に並ぶ。奪い返したい3セット目。ここで今まで高得点でチームを牽引してきた武内が5点と大きく外してしまう。続く4セット目、優勝の可能性を残すには、ここで勝利をするしかない状況となった。先攻の同志社が3射の合計26点を出すと、続く日体大は27点とわずかに上回る。そして後半3射、25点の同志社に対し、日体大は24点で同点に並んだ。結果、3ー5で惜しくも敗北となり、準優勝が決定した。

部員の集合写真

 「今までで1番良かった。いいものが出来上がっていたんだなと思った」(上原)。王座アベック優勝を目標に強いチーム作りを行ってきた1年間。全員で1つとなり、駆け抜けてきた日々の集大成となったことだろう。今回、叶えることができなかった王座アベック優勝の夢は次の世代へと託される。「優勝を目指し1年間かけて積み上げていく」(鈴木)。新たな歴史の1ページを作るために、同志社アーチェリー部の挑戦が再び始まる。(西村早智)

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