12月3〜4日に京都大学吉田キャンパス総合体育館(京都府)で第27回関西学生アーチェリーインドア選手権大会決勝が行われた。リカーブ部門では鈴木(スポ1)が2位、上原(スポ4)が3位、武内(スポ4)が6位入賞を果たし、コンパウンド部門では瀧川(スポ3)が関西優勝を収めた。
1日目の予選ラウンドは60射の合計点数で競われ、32位以上が決勝ラウンドに出場できる。同志社からは11名が出場。その内、予選1位の上原、5位の武内、6位の鈴木、14位の福岡(スポ1)、28位の関根(スポ2)が決勝ラウンドへと駒を進めた。
一方、コンパウンド部門では決勝ラウンドは行われず、合計点数による順位付けとなった。同志社からは瀧川が出場し、2位の相手に20点差をつけ561点で優勝を果たした。
2日目の決勝ラウンドは1セット3射のマッチ戦が行われた。1/16イリミネーションラウンドでは、武内と関根がトーナメントで当たり同志社対決となった。1セット目を武内が奪うも、2・3セット目は同点と、互角の勝負が繰り広げられる。続く4セット目で武内が30点を出し6-2で勝利を収めた。その他、上原、鈴木、福岡も初戦を難なく突破し、次のラウンドへと駒を進めた。
1/8イリミネーションラウンドでは鈴木が激戦を繰り広げた。白熱した試合は5セット目にもつれ込みシュートオフへ。緊張感が漂う中、両者が放った矢は10点に入るも、的の中央に近い矢を放った鈴木に点が入り6-5で勝利をつかんだ。上原と武内は圧倒的な強さ見せつけ快勝し、1/4イリミネーションラウンドへと進んだ。
1/4イリミネーションラウンドでは、ここまで調子を挙げていた上原が低得点を続けて射ってしまう。しかし、4、5セット目で何とか立て直し白星を挙げた。鈴木は7-1 の圧勝で勝ち進んだ一方で、武内が2-6で無念の敗退となった。
そして迎えたセミファイナル。ここで勝てば優勝決定戦へ、負ければ3位決定戦へと進むことになる。「憧れだった(上原)瑠果さんと一緒に戦いたかったから絶対勝ってやると思った」(鈴木)。強気な姿勢で挑んだ鈴木は、5セット目までもつれ込む接戦を制し、ゴールドメダルマッチへと進出した。一方の上原は感覚を取り戻しきれないまま敗北し、ブロンズメダルマッチへと進んだ。
ブロンズメダルマッチでは、1セット目から上原が30点を出し先制点を挙げる。その後勢いを落とすことなく7-1で圧勝し、関西3位の座を手にした。
会場中の視線が集まる中、ゴールドメダルマッチが開始した。鈴木は1、2セット目を奪われるも、3、4セット目を奪い返し4-4の同点に。巻き返しを図るが、5セット目はわずか1点届かず準優勝となった。
リカーブ部門、コンパウンド部門ともに入賞を果たした今大会。2ヶ月後にはインドア全カレが待ち構えていた。「インカレでは優勝を目指す」(鈴木)。今大会の結果を糧にさらなる高みを目指して躍進を続ける。(西村早智)