女子第59回関西学生アーチェリーリーグ戦

    5月3日、同志社大学京田辺洋弓場(京都府)で女子第59回関西学生アーチェリーリーグ戦の第5戦が行われた。出場メンバーは竹澤(スポ4)、福岡(スポ2)、鈴木(スポ2)、林(スポ1)、江口(商1)。龍谷大相手に勝利を果たし、1部リーグAブロックを1位通過した。これにより、明後日行われる関西1部リーグ優勝決定戦に出場を決めた。

   春季リーグ最終戦となる今日の相手は龍谷大。今までの4戦よりも、厳しい戦いになることが予想された。「笑顔で悔いなく射とう！」(関根)。これまで以上に個々の一射一射の点数が勝敗の命運を握る。 50㍍ラウンドの1、2エンド合計得点で同志社トップの鈴木は55点。一方、龍谷大トップの選手は57点を叩き出し、同志社にプレッシャーを与える。

    午前に龍谷大に勝利し、優勝決定戦出場を遂げた男子の選手たちも応援に駆けつけた。「後ろの応援のおかげで調子を取り戻した」(林)。それに呼応するように出場選手たちは順調に得点を重ねる。7、8エンドの合計得点では林と鈴木が56点をマーク。2人は50㍍ラウンドを通じて常に50点台をキープする。トータルスコアでは鈴木がこの日チーム最高の324点、林が322点と大きく貢献する。50㍍ラウンド終了時点で939-307と同志社がリードし、試合を折り返した。

    続いて行われた30㍍ラウンド。同志社の実力が遺憾なく発揮される。3エンド目には福岡、4エンド目には竹澤が30金をマークし、ここから30金が連発。5エンド目には江口が30金を記録し、リーグ初出場の1年生が奮闘する。同志社は30㍍ラウンドでさらに龍谷大を引き離し、リーグ5戦全勝を遂げた。

同志社は龍谷大に勝利し、優勝決定戦出場の切符を手にした。「優勝決定戦で近大を倒して王座に挑みたい」(竹澤)。リーグ全勝、関西優勝は彼女たちにとって通過点であり、全ては王座優勝を果たすため。「近大相手にも同志社らしく挑みたい」(鈴木)。さらなる強敵が待ち受ける中でも、実力を存分に発揮し、関西優勝に向けて駆け抜けろ。(岡本和香)