第64回関西学生アーチェリーターゲット選手権大会
8月20日・21日、服部緑地陸上競技場特設レンジ(大阪府)で第64回関西学生アーチェリーターゲット選手権大会が行われた。アーチェリー部女子からは11名が出場。福岡(スポ2)がベスト16入りを果たすも、他の選手にとっては悔しさが残る大会となった。
1日目に行われた予選ラウンドでは、72射の合計得点で競われ、上位32名が2日目のトーナメント戦へ進出できる。同志社からは、リカーブ部門で林(スポ1)、福岡、鈴木、関根(スポ3)、中川(法4)、竹中(生命4)の6名が突破し、2日目の決勝ラウンドに挑んだ。
1戦目の1/16イリミネーションラウンドから波乱の幕開けとなった。前日の予選を2位で通過した林。「トーナメントでメダルをとることが目標」(林)と語っていた。相手は予選31位の近大選手。1セット目で28点を叩き出し、2ポイントを先取するも、続く2セットを僅かな差で献上する。後がない4セット目では27点を記録し、4-4の同点に並ぶ。しかし5セット目で1点及ばず、まさかの敗退を喫した。
中川は1セット目、29点と完璧に近いショットを披露する。しかし相手も29点でハイレベルな戦いとなる(1-1)。次セットは奪取するも、要所でセットを取り切れず7-1で敗北。「普段からマッチ戦を想定した練習をして、慣れることが大事だと思った」(関根)。また、鈴木、竹中、関根が近大選手相手のマッチ戦で勝利を飾ることはできなかった。
今回唯一1/16イリミネーションラウンドを突破したのは福岡。「苦手なマッチ戦で少しでも残れるように頑張りたい」と意気込んでいた。1セット目で30金を取り勢いに乗ると、3セット目で同点になるも、負けなしで次戦に進出を果たした(7-1)。続いて行われた1/8イリミネーションラウンド。対戦相手は予選3位の強敵近大。1セット目は同点となり、何とか食らいつくも5セット目で相手に1点及ばず、4-6で敗北を喫した。今後の課題を示しながらも、「去年よりも明らかに成長した」(福岡)と明るい表情を見せた。
王座決定戦が終わり、関根が女子リーダーを務める新体制となった。「私が女子チームを引っ張って率先して行動できるようにしたい」(関根)。来月にはインカレが控えている。今回露呈した課題を踏まえ、冬まで続く個人戦で成長を見せる彼女たちに期待したい。(岡本和香)