
第23回全日本学生室内アーチェリー個人選手権大会
1月18•19日に長崎県立総合体育館で第23回全日本学生室内アーチェリー個人選手権大会が行われた。同志社からはリカーブ部門で林(スポ1)が3位入賞を果たした。

1日目の予選ラウンドは60射の合計点数で競われ、32位以上が2日目の決勝ラウンドに出場できる。同志社からは中川(法4)、関根(スポ3)、井口(スポ2)大越(社2)、河合(理工2)、福岡(スポ2)、林、江口(商1)の計8名が出場した。その内、先月行われた関西個人選手権で結果を残した江口、そして林、河合が決勝ラウンドへ駒を進めた。学生最後の大会となった中川は37位で幕を閉じる。関根、井口、大越、福岡は全国から集まった猛者たちに阻まれ、悔しくも予選敗退となった。

2日目の決勝ラウンドは、1セット3射のマッチ戦が行われる。1/16イリミネーションラウンドでは河合が甲南大・塩見と対戦。第1セットは狙いがずれ25点を記録するも、その後は調子を戻し28点をマーク。しかし、相手はそれを上回る29点を射続き、ストレート負けを喫した。12月に行われた関西学生アーチェリーインドア選手権大会で4位を記録した江口は関学・小林と対戦。相手が満点近い点数をキープする中、普段の射撃を行えずここで敗退となった。「自分の打ち方が本番でも発揮できるように修正したい」(江口)。同じく1年生の林は東国大・久留主と対戦。好スタートを切り第1セットは勝ち点を奪うも、第2セットは精彩を欠き26点の引き分けとなる。「先輩が真っ直ぐ引くこと、最後まで狙うことを助言してくれて、気づいたら調子が戻ってきた」(林)。その後30金と28点をマークし、女子では林のみが初戦を突破した。「自分の身体の動かし方をよく理解していると思う」(関根)。その場に対応できる林の強みには、日々の鍛錬はもちろん天性のセンスを感じさせる。

1/8イリミネーションラウンドで林は、初戦に江口が敗北した関学・小林と対戦。林は江口の悔しさを打ち払うように、29-29-30で完璧に近いパフォーマンスを見せるとストレート勝ちで1/4イリミネーションラウンドに進んだ。続く対戦でも高いスコアを維持し、難なくセミファイナルに駒を進めた。
1/2イリミネーションラウンドでは予選1位の近大・朝久野と対戦する。序盤から安定した行射を披露してきた林。しかし相手に30金を2度マークされ、3-7で敗北となる。ブロンズメダルマッチに進むと、ストレートで勝ち点を獲得し3位入賞を果たした。

前回の関西個人戦に引き続き、下級生の活躍が目立った今大会。「上級生である私たちももっと頑張る」(関根)。次に関根組を待ち受けるのは、毎年連勝を記録している春季リーグ。「個人の点数を上げながら、団結力も高めたい」(林)。背負うものも多いがチームで一丸となり、全員で壁を越えていく。(文責、撮影・青山由菜)