アーチェリー部(女子)
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【アーチェリー部女子】インドアで上原が関西3位入賞

 

12月3・4日、近畿大学東大阪キャンパス記念会館(大阪)で第26回関西学生アーチェリーインドア選手権大会決勝が行われた。予選ラウンドを勝ち進んだ上原(スポ3)、武内(スポ3)、関根(スポ1)が決勝ラウンドに出場。上原がブロンズメダルマッチで勝利し、関西3位入賞を果たした。

決勝ラウンドでは、合計得点で競う予選と異なり、トーナメント形式で行われる。

会場が緊張感に包まれる中、1/8イリミネーションが開始した。関根が先制点を入れられ巻き返しを図るも、一歩及ばず3-7で敗北。武内も0-6のスレート負けを喫した。一方、上原が序盤から高得点をたたき出し、6-0で勝利をつかむ。好調なスタートを切り、1/4イリミネーションへと進出した。 

フォロースルー中の上原

ベスト4入りをかけて挑んだ1/4イリミネーション。相手に連続でポイントを先取され、あと1セット取られると敗退という厳しい状況の中、3セット目を迎える。会場が静寂に包まれる中、一射一射流れよく射った矢は全て10点に。培ってきた勝負強さを見せつけ、窮地を逃れた。勢いにのった上原は3連続で30金をたたき出し、一気に追い上げる。土俵際から逆転で勝ち切り、6-4で激闘を制した。

ガッツポーズをする上原

しかしセミファイナルでは1-7で敗北を喫し、惜しくも決勝を逃す。

迎えたブロンズメダルマッチの対戦相手は、予選1位通過の野田(近大)。全日本ターゲットで敗北を喫した因縁の相手であった。第1、2セットを30点、29点と両者譲らない戦いを見せ、2-2に並ぶ。序盤からハイレベルな激戦が展開され、少しでもミスをすることが許されない緊張感が走る。同点で迎えた3セット目。3射をゴールドに入れるも、10点を2度射抜いた相手がわずか1点差でポイントを先取した。続く4セット目を上原が奪取し、またもや同点で5セット目を迎える。

 両者1、2射目を10点に入れ、勝負の行方は最後の一射に委ねられた。先に、相手が放った矢は9点を射抜く。勝つには10点を射つしかないという状況に立たされた。プレッシャーがのしかかる中、上原が射抜いたのは10点。5セットとも28点を切らない高得点を維持した上原が6-4で、3位の座をつかみ取った。

表彰後の集合写真

「インカレは優勝目指して頑張りたい」(上原)。次に目指すのは、インドアシーズン最高峰の大会であるインカレインドアだ。インドアでは距離が近い分、より正確なショットと強い精神力が必要となる。鍛錬を重ね、心身共に強くなった姿を見せてくれるであろう彼女らに期待が高まる。(文責・西村早智、撮影・濱田夏実)

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