アーチェリー部(男子)
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【アーチェリー部男子】開幕戦白星発進!

4月3日、同志社大学京田辺キャンパス洋弓場で男子第62回関西学生アーチェリーリーグ戦が開幕した。同志社からは、安本(経4)、畑本(商3)、川嶋(スポ2)、本庄(商3)、岩尾(文情2)、大西(商3)、高久(商3)、長田(商2)の8人が出場。神戸学院大に3248-2911(上位5名合計)で勝利し、幸先良いスタートを切った。

 

整列する出場選手たち

 

昨年度、2回戦をもって中止となったリーグ戦。関西制覇の夢は次年度に持ち越しとなり、選手全員がこの日を待ち侘びていた。「スタートダッシュとしていい形で一戦目を切れれば」(塚田・スポ4)。出場に関係なく全員が熱い思いで挑んだ。

 

応援メンバー

 

暗雲が立ち込める中、50㍍ラウンドが始まった。慣れ親しんだレンジであったが、選手たちの表情は緊張感であふれていた。1エンド目では、2度の王座出場経験を持つ畑本が3本目で1点と大きく外し、この回わずか18点。ラスト1秒まで粘る姿勢を見せたが、畑本を含め4人が2エンドまでで50点を下回る結果となり、良好な滑り出しではなかった。

 

行射に集中する畑本

 

一方、序盤から調子を上げたのは川嶋、大西、長田の3人。高得点を維持し、他選手をカバーする形となった。「50㍍は(打っていて)気持ちよかったです」(大西)。途中調子を崩す場面も見られたが、機動力を本番でも発揮し終始安定感を光らせた。

 

的と向き合う大西

 

メンバー内最高の661点を出した長田

 

72本という長丁場の中、集中力を維持することは簡単なことではない。調子の波を受け入れ、互いにカバーする意識を持って矢を放つ。団体戦ならではの一体感を思い出し、1550-1340とリードで試合を折り返した。

さらに雨風が強まる中、30㍍ラウンドが開始。「雨のことは気にせずに自分のやることだけやろう」(川嶋)。気温の低下に屈することなく応援チーム、選手ともに全員が前向きな言葉を掛け合い、気持ちを入れ直した。

50㍍ラウンドで浮き彫りとなった一本目のミスも改善され、全員が10点で開始する。「調子が上がった状態で全員が点数を高め合いながらできた」(塚田)。

50㍍で本調子とはいかなかった岩尾も感覚を取り戻し、中盤では今回初の60金を出した。「体の軸が前に倒れちゃうことがあったので、それをちゃんと倒れないように真っ直ぐ持ってくることを意識しました」(岩尾)。昨年度、入学直後でリーグ戦に参戦した岩尾。その経験を生かし、大会での勝負強さと修正力を発揮する姿を見せた。

 

60金を出し、笑顔を見せる岩尾

 

その後も全員が高得点を維持し、試合終了。5total 3248-2911と大差で初戦を締め括った。「(1部Aブロックで)一位になって最後優勝決定戦で近大さんと当たってそこで勝つ」(塚田)。王座優勝を見据えるとともに、まずは昨年果たせなかった関西優勝を実現する。勝負は始まったばかり。春の大舞台で躍進する彼らから目が離せない。(濱田夏実)

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