
男子第65回関西学生アーチェリーリーグ戦第5戦
5月3日、同志社大学京田辺洋弓場(京都府)で男子第65回関西学生アーチェリーリーグ戦第5戦が行われた。同志社からは、鷲津(商4)、武内(商1)、木下(スポ2)、三宅(生命3)、富岡(スポ2)、瀧川(スポ4)、茶畑(スポ1)、𠮷田悠(商3)、MC奥西(文情2)、MC小林(法4)の10名が出場。京産大に3312-3077で同志社が白星を獲得し、リーグ戦全勝で優勝決定戦に駒を進めた。

晴天の中、50㍍ラウンドから戦いの幕が開いた。「優決を控えていた試合ということだったので、その優決に向けてしっかり打つということを目標にしていた」(𠮷田悠)。選手たちは明日に控える宿敵近大との優勝決定戦を頭に描き、今試合に挑んだ。第1エンドからエース鷲津を含んだ5名が50点以上の得点を記録。幸先の良い立ち上がりを見せた。第2エンドにはスーパールーキー茶畑が今試合50㍍ラウンドトップの 58点を叩き出す。「660点を越えてやるぞという思いを持っていた」(茶畑)。その後も、同志社の選手たちがじわじわと京産大とのリードを広げる。鷲津は第3エンドから第6エンドまでの4エンド連続で55点をスコア。安定したスコアでチームの得点源となった。50㍍ラウンド終了時点での上位5名のスコアは1578-1433。100点以上の余裕を持ち後半戦に突入した。

続く30㍍ラウンドでも同志社の勢いが衰えることはなかった。第1エンドから茶畑が59点を貫くと、続く第2エンドでは鷲津、茶畑、武内の3名が59点を記録。満点の60点には届かなかったものの、チームの仕上がり具合をアピールした。「自分も外せないなというプレッシャーもあったし、他の先輩たちもそういうのはあったと思うがそれがいい結果につながった」(武内)。その後も茶畑が次々に高得点を貫く。最後の第6エンド終了までの全てのエンドで58点以上を挙げた。「自己ベストを更新することができてよかった」(茶畑)。50㍍ラウンドの313点と合わせて今試合トータル665点を獲得。鷲津に次ぐスコアを叩き出し、優勝決定戦を前に真価を発揮した。他の選手たちも集中を欠くことなく最後まで狙いを定め、3312-3077で大勝を飾った。

「結果的にリーグ期間中でのベストを出せてよかった」(鷲津)。最終決戦を前に、チーム内スコアを更新した選手たち。明日には、昨年同じ決勝の舞台で敗れた近大とのリベンジマッチが控える。「今年の同志社が強くないやと思われるのは面白くないから、プレッシャーをずっとかけ続けて、食らい続けるような試合運びをしたい」(鷲津)。今までの全てを明日に懸け、昨年の雪辱を果たせ。(西川有人)