
男子第65回関西学生アーチェリーターゲット選手権大会
8月19・20日、服部緑地陸上競技場で男子第65回関西学生アーチェリーターゲット選手権大会が行われた。同志社からは、鷲津(商4)、小林(法4)、瀧川(スポ4)、黒田(政策3)、吉田凛(生命3)、小山(スポ3)、三宅(生命3)、奥西(文情2)、木下(スポ2)、富岡(スポ2)、櫻井(商1)、武内(商1)、茶畑(スポ1)、中村(法1)が出場。予選を勝ち上がり、鷲津、武内、三宅、奥西、茶畑の5名が2日目の決勝ラウンドに進出した。
2日目の決勝ラウンドでは予選の順位に基づいたトーナメントが行われる。各セット3射ずつ射ち、毎セットごとに合計点の高い方に2ポイントが加算される(引き分けであれば両選手1ポイント)。6ポイント先取で勝敗を決め、両者が5ポイントの場合シュートオフ(1射のみの点数で決めるサドンデス)で勝敗を決める。

1/16イリミネーションから決勝ラウンドが開幕。奥西と茶畑の同志社対決が行われた。茶畑がのびのびとしたプレーを見せ次のステージへ駒を進める。鷲津、三宅は果敢に挑むもここで敗退し、武内は6-0の圧巻のパフォーマンスを披露。次戦に勝ち進んだ。1/8イリミネーションラウンドでは、武内は林(近大)と対戦。1-5と追い込まれた武内は2セット連続の奪取の怒涛の追い上げを見せ、5-5でシュートオフへ。健闘するも相手に2点差で倒れ惜しくも敗退となった。次のインカレに向け「今回の試合でわかったことを振り返りながら練習をしたい」(武内)と振り返る。一方、茶畑は宮田(近大)に勝利し駒を進める。1/4イリミネーションラウンドでまたも近大と対戦し、拮抗した試合を展開。最終セットで、1点差をつけ順調に勝ち進む。

茶畑は1/2イリミネーショングラウンド、橘(近大)との試合。第1セットを取られるものの、第2セットを同点に抑え第3・4セットをものにする。決着つかず5-5のシュートオフ。勝負強さをみせ10点を射抜き決勝へと駒を進めた。

迎えた決勝はまたも強敵近大。第1・2セットを勝ち取るも、追い上げられ第3・4セットを奪われる。同点に追い込まれた茶畑。迎えた第5セット。1射目は少し外れた6点に落ちるも2射目は9点と巻き返す。相手はひと足先に3射を終え、茶畑の行射を待つ。10点を取ることのみがシュートオフに持ち込める場面で、プレッシャーに押し勝ち見事に10点を射抜いた。粘り強さを発揮し、勝敗はシュートオフにかけられる。会場の視線が一点に集まり、張り詰めた緊張の中行われた。先攻の近大が高得点の9点に的中する。あとのない茶畑はより中心に近い9点を射抜き、判定で勝利を決めた。
「仲間の応援が自信につながり、大きな力になった」(茶畑)。1回生と思えぬ、白熱した戦いで悲願の優勝を果たした。次の迎えるは個人インカレ。期待の新星が歩む道のりから目が離せない。(文責:武富柊哉、青山由菜、撮影:武富柊哉、大木陽登)