アーチェリー部(男子)
HEADLINE

【アーチェリー部男子】高井が関西3位入賞!

8月29・30日、服部緑地陸上競技場特設レンジ(大阪府)で第62回関西学生アーチェリーターゲット選手権大会が行われた。同志社からは決勝ラウンドに8名が出場。高井(スポ1)がブロンズメダルマッチで勝利し、関西3位入賞となった。

王座決定戦や夏の練習などを経て、自分の実力を存分に発揮する機会となった今大会。初日の予選ラウンドには、19名の同志社選手が出場。90名以上で1ラウンド72射の合計点を競い、上位32名に決勝への切符が与えられる。強敵である近大勢が上位を占める中、同志社からは岩尾(文情2)、高井、長田(商2)、畑本(商3)、矢野(スポ2)、青江(スポ1)、鷲津(商1)、本庄(商3)が翌日の決勝ラウンドに進出することとなった。

近大の壁を打ち破るべく、挑んだ決勝ラウンド。ここからは、トーナメント形式となり、1セット3射のマッチ戦へと移った。

女子チームと拳を合わせる青江

1/16イリミネーションラウンドでは、青江が近大・藤井と対戦。ナショナルチーム入りの強敵相手に2点差で1セットを先取するが、相手も簡単には引き下がらない。2セット目は23-27で献上し、続く3.4セット目は同点。一進一退の状態が続き、S.O(シュートオフ)へもつれ込んだ。「(緊張で)手が震えていた」(青江)。1発勝負の緊張感が漂う中、両者が放った矢は8点に刺さる。結果、より中央に近い青江が勝利となり、6-5で1/8イリミネーション進出が決まった。

狙いを定める岩尾

また、予選ラウンドを4位で通過した岩尾は、片上(追手門学院大)に1マッチ奪われるが6-2で勝利。1年生ながら多くの大会で活躍を見せる高井も、7-1で危なげなく通過し、さらなる強者へと立ち向かった。

続く1/8イリミネーションでは、次々と他校を抑える近大を前に、苦しい結果となる。岩尾の対戦相手は予選13位のフォスター結賀(近大)。白星をつかみたいところだったが、次々と高得点を出す相手に敵わずストレート負けを喫した。また、青江も1セット目で30金を出し好調なスタートを切ったと思われたが、その後波に乗れず2-6で敗退となった。

一方高井は、4年生を相手に安定した射で3セットを奪取。6-2で1/4イリミネーションへと進んだ。

行射する高井

そして迎えた1/4イリミネーション。関大のエース・住谷を相手に滑り出しから28、27点と抜かりのない射で2セットを立て続けに奪う。しかし、3セット目で24点にまで落ち込み1セットを献上。4セット目では同点となり、勝負の行方は5セット目に委ねられた。緊張感が漂う中、期待のルーキーとしての貫禄を見せつけ、ラストは26-23で勝利。5セットに及ぶ接戦をものにした。

上位4名にまで絞られたセミファイナル。高井以外の3名が近大という圧迫感の中、はじめの2セットは同点で対抗。3セット目では30金を叩き出し、気持ちで一気に引き離したかと思われたが、近大の意地を見せられ、2セットを献上し敗北となった。

「一つでも高い順位で結果を残せるように」と気持ちを切り替え挑んだブロンズメダルマッチは、予選を9位で通過した近大・白丸と戦った。高井はここでも勝負強さを発揮。3セット目時点で両者3ポイントの接戦となるも、立て続けに2セットを奪い、3位の座をつかみ取った。

ブロンズメダルマッチを制した高井
表彰式に参列する

6月の王座戦を終えてから、本格的に始動した高久組。メンバーの多くが県代表選手に抜てきされており、ポテンシャルの高さは十分だ。来月に行われるインカレに向け、1人1人目的意識を持って練習に専念。「日本一」への挑戦は、まだ始まったばかりだ。(文責・濱田夏実、撮影・西村早智)

ページ上部へ