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【陸上競技部】6位入賞の目標達成した

第86回関西学生対校駅伝競走大会

11月16日、宮津市民体育館〜京丹後はごろも陸上競技場(京都府)で第86回関西学生対校駅伝競走大会、通称丹後駅伝が行われた。昨年度は7位に入り、3年連続でシード権を獲得するも目標の6位に惜しくも届かなかった同志社。今大会は序盤から上位でレースを展開し、見事目標である6位入賞を達成した。

スタート前、整列する各校1区の選手たち

 レースは序盤から昨年王者・京産大が悠々とトップを駆け抜ける展開となる。同志社のスターターを任されたのは壬生(商4)。学生生活最後となる駅伝でスタートラインに立った壬生は序盤から粘りの走りを見せ、先頭と1分2秒差の8位で第1中継所へ駆け抜けた。
 2区に登場したのは南部(理工2)。11月3日に行われた全日本大学駅伝では日本学連選抜の代表としてエース区間である7区を任された、チームの大黒柱だ。このレース最長区間であるコースを任されたが、積極的なレースを展開し、一気に順位を4位まで上げた。

第1中継所で襷リレーをする(左から)壬生と南部

 南部から襷を受け取った入江(政策4)も最後の丹後路を悔いが残らぬ最高のレースにするため、チームの目標達成のために全力で腕を振り常に前を追い続けた。坂もある難しいコースであったが、粘りの走りを見せ、次のランナーにつないだ。続く4区を任されたのは原口(社4)。入江から7位で受け取った襷を1つ前の順位へ押し上げる、最上級生としての意地を見せる走りを展開。目標順位圏内へ上げたところで後半区間へ襷を渡した。

南部(左)から襷を受け取った入江

 5区をまかされたのは遠池(文3)。第4中継所で、6位で襷を受け取る。7位の龍谷大との差は0秒で、熾烈な6位争いが繰り広げられた。逃げ切ったのは同志社。結果は29’51で区間6位。龍谷大に27秒の差をつけ襷を繋いだ。 
 遠池から襷を受け取ったのは6区 を走る松本(スポ4)。去年と同じ区間を任された。懸命に走るも、迫り来る龍谷大に抜かされ順位を落とす。しかし、必死にくらいつき6位との差を5秒に抑えた。7位 2°45’51で第5中継所を通過した。結果は 20’36で区間13位に終わった。
 7区を任されたのは森下(経2)。前を走る龍谷大の背中を追い続けるもなかなか差が縮まらない。しかし、離されることはなく懸命にくらいつく。6位の龍谷大との差は2秒で第7中継所を3°24’25 (区間11位 38’34)で通過。区間6位の夢は、アンカーで8区を務める島田に託された。

駆け出す遠池

 7位で襷を受け取り、アンカーの8区を任されたのは 島田(スポ4)。快調な走りで龍谷大を追い抜く。区間5位 (33’21)という好成績を収め、6位(3時間57分46秒)でゴールテープを切った。7位となった龍谷大学(3時間57分53秒)とは僅か7秒差。4年生の意地を見せつけた。昨年度の7位からさらに順位を上げ躍進を見せた今大会。昨年の悔しさを晴らし6位入賞という目標を達成した。
 昨年7位に終わり、目標の6位入賞を達成できなかった悔しさから1年。丹後駅伝6位入賞を目標に練習を積み重ねてきた。シーズンを振り返れば、途中怪我人が続出。チーム全体が沈んでいた時期もあった。しかし、6位入賞への思いだけは絶やさずに、努力を続けてきたことが結果に繋がった。サポートから選手まで、全員の思いがつながった総力戦の丹後駅伝は幕を閉じた。(文責・撮影:木田恋菜、伊藤愛梨)

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