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【陸上競技部】苦戦強いられ、悔しさ残った

 6月19日たけびしスタジアム京都にて第54回全日本大学駅伝対校選手権大会関西学連出場大学選考会が行われた。同志社からは武林(理工3)、片岡(経3)、入江(政策2)、富崎(経2)、壬生(商2)、大島(法4)、原口(社2)、小田(法4)、山﨑(経3)、水上(商3)の10名が出場した。
 10000mの同じ大学上位8名の合計タイムを大学ごとで競う。この上位3校は伊勢で開催される全国大学駅伝の出場権、上位4校は出雲駅伝への出場権を得る大舞台。結果は合計タイム4時間20分47秒15。順位は8位。3年前の9位から順位を1つ上げたものの、目標としていた3位には届かず悔しさの残る試合になった。

 最初にレースに立ったのは武林、片岡、入江。スローペースでレースが展開され、縦長の集団が続いた。それでも1000mを過ぎた辺りで集団がばらつき、先頭集団に武林、後方の集団に片岡、入江がついた。「4組まである中の1組で、遅れてしまうとチームとしての挑戦が終了するため、絶対に外してはならない」。(武林)その言葉通り、先頭がペースをあげても離されず、6000mを過ぎた地点では集団の前へ躍り出る。しかし、残り2000mで上位校選手たちの急なハイペースに突き放されてしまう。それでも前を追い、数人を抜き去って9着でゴール。(32分24秒22)後方集団は3000m手前で割れ始め、片岡は以降8000m辺りまで集団を維持。終盤に苦しい表情を見せるも、29分頃から追い上げを見せゴールまで駆け抜けた。(33分32秒22)しかし、自身の実力を存分に発揮できず心残りとなった。入江は6000mを越えた地点から1人で走ることになり、苦しい状況が続く。チームの応援を糧に前を追い続けるも、ペースを上げられないままレースを終えた。(35分50秒35)「不甲斐ない走りをしてしまった」(入江)と悔しさを滲ませる。

武林選手
片岡選手
入江選手

 2組目を走ったのは壬生、富﨑だ。
 レース序盤、先頭集団に着いていく走りを見せたのは壬生。しかし、7周目でペースが落ち、遅れをとってしまう。「今日は序盤から呼吸も足もしんどくていっぱいいっぱいだった」。中盤、終盤と余裕のある走りができず、苦しいレースとなった今大会。タイムは33分02秒10でゴールした。
 33分54秒30で終えたのは富﨑。2組の組上位で走りチームに勢いをつけることを目標に臨んだ。しかし、レース序盤から苦しい表情を見せ、中盤では先頭集団との差が400mになる。その後、終盤にかけて踏ん張りを見せるも順位を上げることができずそのままゴール。「不甲斐ない走りだったので悔しさが残るものになりました」。練習の成果が発揮できずに終えた今大会。この悔しさを来年には晴らすと強く意気込んだ。

壬生選手
富﨑選手

 後半に差し掛かり、3組に出場したのは大島、小田、原口の3人。
スタートから集団が縦長となり、早くから割れ始める。第3集団のについたのは小田。積極的に前へついていくが、終盤にかけて離されてしまい、ラスト3000mでは1人で走る状況となった。そのままペースをあげられないままゴール。(31分56秒75)「自身の無力さを痛感させられた」と悔しさを滲ませた。
 原口と大島がさらに後方から集団で前を追った。「常に1人でペースを作ることに体力を消耗してしまった」。(大島)と大島は集団を引っ張った。それに原田もついていく。7000m前後まで集団を維持するも、終盤になると割れた。大島は苦しい表情を見せながらもラストスパートをかけ、ゴールまで駆け抜けた。(32分20秒32)集団についた原田は前半を順調に進めるも、後半で大幅に失速。「実力不足だと思っています」。(原田)万全な調子ではなかった今大会。自己べスチームに僅かに届かず悔しさが残った。(32分57秒59)

小田選手
大島選手
原口選手

 レベルの高い選手が集まる4組目を走ったのは山﨑、水上だ。
 レース序盤から先頭集団を追う走りを見せたのは山﨑。ハイペースで走り、好調のスタートを切った。しかし、中盤、懸命に走るも粘りきれずペースが落ちてしまう。そのまま勢いに乗ることができず終盤を迎えゴールした。「悔しい気持ちでいっぱいです。練習してきたことが発揮できなかったのが一番悔しい」。苦しい戦いとなった今大会。結果は31分14秒28でレースを終えた。
 「すごく悔しいものになりました」。チームからの期待があった分、応えることができず無念の結果となったのは水上。序盤から先頭集団との差が広がり、思うようなレースができない。ペースアップし、順位を上げたい後半。しかし、本来の力を出し切れず、ゴールした。(33分19秒67)

山﨑選手
水上選手

 3年前の記録9位を上回り、総合8位という結果で終えた今大会。順位は上がったものの、上位校との差を肌で感じ、選手たちには悔しさが残る大会となった。「丹後駅伝6位以内を目標にチームの底上げを図っていきたい」(山﨑)。丹後駅伝で、今回の悔しさを晴らすためチーム一丸となってタイム向上を図る。(家村有多、中田悠里)

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