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【陸上競技部】西日本インカレ終幕!

7月1〜3、愛媛県総合運動公園陸上競技場(ニンジニアスタジアム)で秩父宮賜杯第75回西日本学生陸上競技対校選手権大会が行われた。レベルの高い選手が揃う西インカレ。同志社からは41名の選手が出場し、男子はトラック13位・総合15位、女子はトラック17位・フィールド22位・総合17位となった。

 見事1位を勝ち取った選手がいる。それは1000mWに出場した下岡だ。(スポ3) 最近の大会ではスタートから1人で引っ張るレースが多かったが、今大会では暑さも加味し中盤まで先頭に出ず最後に抜け出すというレースプランを立てた。しかしスタート後、集団は想定以上のスローペースで進む。下岡は1000m付近で集団から飛び出し、後続との差を徐々に広げていった。「一人旅は精神的にも身体的にもきつかった」。暑さが厳しいコンディションの中粘り続けた。後続を引きつけることなく、そのまま1着でゴール。レースを制し、チームに貢献した。

実力的にも精神的にも苦い経験をした5月の関西インカレ。「正直、関西インカレより不安要素が多かった」。苦い経験をした関西大会から調子を整え、「やれるだけのことをやろう」と自分の実力を試す舞台として臨んだ今大会。途中棄権者が続出する厳しいコンディションだった。それでも「バックストレートにもホームストレートにも同志社の応援をスタート前に見つけて、自然と笑顔になりました。」と仲間の応援を力に優勝を手にした。今大会の勝ち切った経験を糧に今後は日本ICでの優勝を目指す。

先頭でレースを引っ張る下岡

 同じく1000mWで三好(政策4)が4位入賞を果たした。今大会でも主将の意地を見せチームに貢献した。「表彰台に立つつもりで挑みました。」このため、タイムは狙わず攻めすぎないレースプランを立てる。スタート後、スローペースでレースは展開された。最初から飛ばすことなく、冷静にレースを進める。しかし思うように体が動かず、中盤には1着の選手が飛び出し徐々に差を広げられる。それでも4位付近を維持。厳しいコンディションの中前を追い続け、4位でゴール。チームに貢献し、主将として臨んだ最後の西日本インカレを終えた。

  「100点中10点です。」悔いの残らないレースをしようと挑んだ今大会。エントリー資格では2位だった分、この結果に「4回生として、主将として情けないレースをしてしまった」と悔しさを滲ませる。それでも4位入賞を成し、チームに貢献した。次なる日本ICが競歩人生の終着点となる三好。トレーニングを積み重ね、4年間の集大成を発揮する。

競技中の三好

 1500mと3000scに出場したのは小田(法4)。3000scでは惜しくも入賞はできなかったが自己ベストを更新した。「持ちタイム的に挑戦者という立場だったのでとにかく果敢に攻めたレースをする」という意気込みで試合に挑んだ。

1日目に行われた1500m予選では、集団の後方に行かないように積極的に集団の前に食らいつくレースプランを立てる。前半は集団の前を走りレースを作るもラスト一周で遅れをとってしまう。しかし、最高学年としての意地を見せラストスパートで3人交わして2着でゴール。見事決勝進出を決めた。決勝でも、前半同様のレースプランで臨んだが、ラスト一周のスパート合戦を前に何もできず、12着で終える。

 最終日に行われた3000scでは、消極的なレースのまま終えた関西インカレでの後悔を晴らすため、前半から積極的なレース展開を見せる。後半粘り切ることはできなかったが、自己ベストを更新し全体9位でゴールした。

 有観客で行われた今大会。「チームメイトからの応援はいつも以上のパフォーマンスを引き出してくれる」。仲間の応援に何度も背中を押され走り切った小田。今後は1500mで全国インカレの標準記録を突破することを目標に日々練習に励む。

3000scを行う小田

3日間にわたり、健闘を見せた選手たち。表彰台に入ったのは1名だったものの3回生の活躍が目立ち、今後が期待される試合となった。至る所から拍手が聞こえ迫力があった同志社の応援。全体応援は出場選手たちの力になったに違いない。夏シーズンも本格的に始まり、様々な大会に挑む選手たち。仲間同士高め合い、シーズンを終えるまで駆け抜ける。【家村有多・中田悠里】

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