5月5日、皇子が丘公園体育館(滋賀県)において2023年度関西学生バドミントン春季リーグ戦大会が行われた。同志社は大阪国際大と対戦し、4-1で勝利。春季リーグ戦3連勝を飾り、次戦へと弾みをつけた。
初戦でコートに立ったのは1年生の小関。試合開始から怒涛(どとう)の7連続得点を挙げ、試合を優位に進めていく。その後も相手を寄せつけず、21-7で第1ゲームを先取。第2ゲームは疲れが目立ち、点を取れない場面も見られた。しかしネット際のショットで相手のミスを誘うと、徐々に点差を広げていく。11-4でインターバルを先取すると、試合の主導権をつかみ相手を圧倒。21-7でこのゲームをものにし、チームに貴重な先制点をもたらした。
第2シングルスには畠山が登場。1年生ながらパワフルなショットで得点を挙げ、11-2でインターバルへ。また、ラインギリギリに落とす切れ味抜群のスマッシュで相手を翻弄(ほんろう)。21-6 で第1ゲームを奪うと、第2ゲームでもその勢いは止まらない。「余裕をもって次に回そうという気持ちで頑張った」(畠山)。長いラリーに必死で食らいつき、粘りのプレーで得点を重ねていく。6連続得点を挙げるなど、最後までリードを守り切り、21-11で勝利を収めた。
第1ダブルスでは大久保と高山が息の合った連携を見せた。大きな点差が開いたシングルスとは一変し、ダブルスでは点を返し返される展開が続く。それでも着実に得点を挙げていき、21-14で第1ゲームを先取。第2ゲームでは第1ゲームと同様相手の攻撃に苦しむも、11-7でインターバルを迎える。その後も点差を縮めることなく21-14で勝利。一時は均衡状態が続いただけに、ベンチは歓喜に包まれた。
第2ダブルスを任されたのは渡辺、吉村ペア。相手の意表を突いたショットで得点を量産し、第1ゲームを21-6で奪い取る。第2ゲームでも一挙9得点を挙げるなど、圧倒的な実力を見せつけた。大きく失点を重ねることなく、巧みにショットを打ち分け相手を動かし21-12で快勝。さらにチームを勢いづけた。
ここまで順調に勝利を重ね、迎えた第3シングルス。なんとか勝ち切りたい場面で川辺(スポ4)がコートに立った。3点リードでインターバルに持ち込むと、21-18でこのゲームを奪う。第2ゲームでは相手の猛攻に苦しめられ、9-11でこのゲームを折り返した。しかし仲間の応援を背に、7連続得点を獲得。最高学年の意地で逆転を果たすも相手の反撃を許し、20-22で第2ゲームを奪われた。最終ゲームは相手のペースに持ち込まれ、ネットやドロップに対応できず失点。ベンチの声援もむなしく、13-21で逆転負けを喫した。
全勝を果たすことはできなかったものの、チーム一丸となってつかんだ勝利。部員たちは清々しい表情を見せていた。新戦力の1年生を迎え、さらに進化を遂げた男子バドミントン部。次戦でも勢いそのまま、一戦必勝で白星を飾る。(文責・小野理紗、撮影・山田和輝)
【試合結果】
小関(文情1)☆2(21-7、21-7)0大阪国際大
畠山(スポ1)☆2(21-6、21-11)0大阪国際大
高山(社2)、大久保(理工1)☆2(21-14、21-14)0大阪国際大
渡辺(スポ2)、吉村(法3)☆2(21-6、21-12)0大阪国際大
川辺(スポ4)★1(21-18、20-22、13-21)2大阪国際大
計 同志社大学 4-1 大阪成蹊大学