2023年度関西学生バドミントン秋季リーグ戦大会
9月13日、和歌山県立橋本体育館において2023年度関西学生バドミントン秋季リーグ戦大会が行われた。この日、同志社は大体大と対戦。秋季リーグ戦初の白星を挙げるべく奮闘し、勝利をつかんだ。
第1シングルスでコートに立ったのは吉田。チームに良い流れをもたらすべく、気合い十分で挑んだ。第1セットは空いたスペースに的確に打ち込まれるショットに苦戦し、11―21で落とす。しかし第2セットからはドロップネットで相手を揺さ振るなど、吉田が試合を展開する場面も多く見られた。11-10でインターバルを迎えると、コートに吸い込まれるようなネットショットが冴え渡り、一気に点差を広げた。21―15で第2セットを奪取すると、運命の第3セットへ。攻撃の手を緩めることなく21ー15で勝利し、一気にチームの士気を高めた。
第2シングルスには畠山が登場。第1セットは拮抗(きっこう)した展開を見せたが、小さなミスが仇となり僅かに競り負けた。続く第2セットは序盤からギアを上げる。しかし、終盤に勢いを盛り返した相手に圧倒され、16―21、16―21で敗れた。
重要な第1ダブルスには小畑・大久保の1年生ペアがエントリー。第1セットから攻めの姿勢で挑み、得点を量産する。しかし、相手の巧妙なショットに意表を突かれ、17―21でこのセットを落とした。第2セットは息の合った連携でスマッシュやプッシュを繰り出して相手を翻弄(ほんろう)し、21―17で粘り勝ち。「しっかり前に出て攻撃のパターンに持ち込めた」(小畑)。第3セットも最後まで強気なプレースタイルを貫き、21―17で勝利を収めた。
勝負の第2ダブルス。重要な局面で高山・河村ペアが登場した。第1セット、第2セットともにミスが目立ち連携が崩れる場面もあったが、最後まで勝利への希望は捨てなかった。高い打点から繰り出すスマッシュを決め、果敢に攻め込む2人。しかし、点差を覆すことはできず、11―21、10―21で敗れた。
勝負の行方を託されたのは、1年生の小畑だ。第1セットから余裕のあるプレーを見せ、相手を大きく引き離した。21―9でこのセットを奪うと、第2セットでも落ち着いた様子で試合を展開し、21―15で白星を挙げた。
大体大に競り勝ち、秋季リーグ戦初の白星をつかみ取った。選手も応援も一体となり、まさに全員でつかんだ勝利。次戦からも厳しい戦いになることが予想されるが、今試合の結果を自信に変え、まだ見ぬ境地へ駆け上がる。(小野理紗)
【試合結果】
吉田(文情1)☆2(11-21、21-15、21-15)1大体大
畠山(スポ1)★0(16-21、16-21)2大体大
小畑(理工1)、大久保(理工1)☆2(17-21、21-17、21-17)1大体大
高山(社2)、河村(商1) ★0(11-21、10-21)2大体大
小畑(理工1)☆2(21-9、21-15)0大体大
計 同志社大学 3-2大阪体育大学