令和６年度第64回西日本バドミントン選手権大会

　8月30日、第64回西日本バドミントン選手権大会団体戦がジップアリーナ岡山で開催された。同志社は、1回戦に広島国際大、2回戦に新潟大に勝利するも、ベスト8を懸けた３回戦では強豪・敬和学園大学に敗北。インカレの出場権を獲得することはできなかった。

　敬和学園大戦の第1シングルスに登場したのは、ここまで多くの勝ち星をチームにもたらしてきた小畑。積極的な攻撃で序盤は拮抗（きっこう）した戦いを見せる。しかし、中盤で７連続ポイントを許すと、流れを引き戻すことができず、第１セットを落とした。第2セットは、第１セットの修正点をすぐに修正して試合に臨んだ。持ち前のコントロールの良さで広角に打ち分けゲームを展開。インターバル後に一度離されかけるが、必死に食らいつき16ー17と１点差まで詰め寄ることに成功する。しかし、連戦の疲れもあり、足が止まることが増えると19ー21で試合はそのまま終了。内容が良かっただけに悔しい敗戦となった。

　第2シングルスを戦ったのは足のケガから3ヶ月ぶりの復帰となった山本。「最後までいい試合はできてたけど、あと少し足りなかった」（山本）。その言葉通り、もう１つの所で勝利を逃した。左手から強烈なスマッシュを放つ1年生は、序盤からポイントを量産。第１セットのインターバルを11-10で折り返すと、その後も相手に流れを渡さず、試合を進める。しかし、終盤に力尽き、第1セットを奪われてしまう。第2セットも試合を有利に展開していくと順調にポイントを重ねて、20-16と相手を追い詰める。「相手がこのタイミングで精度を上げてきたのに対して自分は対応できなかった」（山本）。相手にそのまま押し込まれ、同点にされるとデュースへ。ここでも力尽き、第2セットを落とした。

　なんとしてでも勝利が欲しい同志社はこの試合が初出場となる河村（商２）、小關（文情2）ペアが登場。同学年ペアは息の合った連携プレーを見せるも、第1セットを16ー21で奪われる。続く第2セットでもテンポのいい相手の攻撃に翻弄（ほんろう）され、ポイントを落とし、17-21とストレート負けを喫した。

　主将の吉村（法4）は「強豪相手にも戦える部分もあったのと同時に最後は地力の差を見せつけられたと思う」と試合を振り返った。明日からは個人戦が控える選手たち。それぞれが団体戦で感じたことを糧に明日も岡山の地で躍動する。（久岡悠斗）

【試合結果】
小畑(理工2)★0(12-21、19-21)2敬和学園大
山本(政策1)★0(18-21、22-24)2敬和学園大
小關(文情2)、河村(商2)★0(16-21、19-21)2敬和学園大

計　同志社大学0-3敬和学園大学