第75回全日本学生バドミントン選手権大会 個人戦
10月14日、島津アリーナ京都において第75回全日本学生バドミントン選手権大会が行われた。この日はダブルスの4・5回戦、シングルスの4回戦が行われ、播磨(商4)・東(商3)ペア、梅田(スポ3)が出場。梅田は4回戦敗退となったが、播磨・東ペアがベスト4に進出した。
梅田のシングルス4回戦の相手は龍谷大。第1ゲームはコートの四隅に打ち分けるショットに苦しめられ、15-21でこのゲームを落とす。続く第2ゲーム。両者とも厳しいコースのシャトルにも食らいつき、長いラリー戦が続く。ここで流れをつかんだのは梅田。角度のついたラインギリギリに決まるスマッシュで得点を積み重ねた。最大5点のリードを奪うものの、調子を取り戻した相手が徐々に点差を縮めてくる。序盤のリードを守り切ることができず、19-21で敗北。死力を尽くすも一歩及ばず、全日本ベスト16で敗退となった。
ダブルスにはこの日、播摩・東ペアが出場。関西選手権優勝、西日本選手権準優勝と輝かしい実績を持つ最強ペアはこの日も勝利を飾った。4回戦の相手は金沢学院大。息の合った連係プレーで第1セットを21-16で先取することに成功する。続く第2セットでも勢いは衰えることなく、21-15で勝利。ストレート勝ちでベスト8進出を決めた。
1時間程の間隔を空けて臨んだ準々決勝は立命大の坂中・児玉ペアとぶつかった。ここまで幾度も対戦し、互いの特徴を把握している両者の試合は、播摩・東ペアのリードで進んでいく。しかし、終盤になると持ち前の強烈なスマッシュを跳ね返され、流れを相手に渡してしまう。19-21で第1セットを相手に渡してしまった。勝利する上で絶対に負けられない第2セット。序盤こそリードを許すも、後半に持ちなおして21-19で試合を振り出し戻すことに成功した。そして迎えた勝負の第3セットは、互いに譲らない試合展開で進む。しかし、1歩抜け出したのは、播摩・東ペア。播摩の4連続ポイントもあり、リードを得るとその後は相手を寄せ付けず、勝利を飾った。
準決勝の相手は西日本選手権決勝で敗れた龍谷大の中出・田邉ペアとなった。西日本の雪辱を誓う2人は今日の試合に勝利し、その先の日本一に向かって彼女たちの旅はまだ続く。(久岡悠斗、若松晏衣)
【試合結果】
梅田(スポ3)★0(15-21、19-21)2龍谷大
播摩(商4)、東(商3)☆2(21-16、21-15)金沢学院大
播摩(商4)、東(商3)☆2(19-21、21-19、21-15)立命大