
令和7年度関西学生バドミントン選手権大会
6月1日、立命館大学大阪いばらきキャンパスで令和7年度関西学生バドミントン選手権大会が行われた。シングルスには結城(文情2)、熊木(商2)、吉田(文情3)、山本(政策2)、ダブルスには熊木・大森(スポ1)ペアが出場。山本、熊木・大森ペアがベスト8入りを決めた。
結城は昨年大会準優勝の実力者と対決。一進一退の熱戦を繰り広げた。互いに点を取り合い、17-21、21-18で勝負は第3ゲームにもつれ込む。着実に得点を積み重ねるも、インターバル後に相手が一段とギアを上げる。際どいコースに正確に決まるスマッシュを前に足が止まると逆転を許す。粘りをみせるも逃げ切られ、19-21で惜敗を喫した。

吉田の4回戦の相手は立命大。試合は相手に主導権を握られ、苦しい戦いとなった。16-21で第1ゲームを落とし、後がなくなった第2ゲーム。長いラリー戦となるものの、最後に決め切ることができない。受け身になる場面が増え、徐々に点差が開いていく。16-21で敗北し、唇をかんだ。

龍谷大と対戦した熊木。均衡した展開でのラリー戦となった。第1ゲームは相手の猛攻に吞みこまれ、15-21で落とす。しかし、第2ゲームで巻き返した。強烈なスマッシュを打ち込むと試合を支配する。一挙7得点を奪い、勢いそのままこのゲームを獲得した。迎えた第3ゲーム。最後までシャトルに食らいつくも、点差を縮められずここで敗退となった。

山本は龍谷大と対峙(たいじ)した。序盤こそ拮抗(きっこう)した展開になるものの、すぐに調子を取り戻す。21-19でゲームを先取した。続く第2ゲームも積極的に攻撃を仕掛ける。連続得点で相手を突き放すと、試合の主導権を掌握。「得意な攻撃の形で序盤からリードすることができた」(山本)。21-13でストレート勝ちを決めた。5回戦では関学大と対戦。第1ゲームはネット際の巧みなショットを前に翻弄(ほんろう)される。「いつもは積極的に攻撃しているところを無理に攻撃しないようにした」(山本)。状況を冷静に見極め、相手のミスを誘発する。21-18でゲームを奪うと、第2ゲームは連続得点で相手を圧倒。21-12で勝利を収めた。

ダブルスの4回戦に挑んだ熊木・大森ペア。春に結成された新生ペアはこの日も華麗な連係を披露した。冷静に戦術を組み立てる熊木と強気なプレーで試合を有利に進める大森。「大森が少し力が入っていて堅いプレーになっていたので、自分がしっかり声をかけることを意識した」(熊木)。第1ゲームの1点ビハインドの場面。大森の強打が光り、4連続得点で逆転に成功する。その後は追随を許さず、このゲームを獲得した。続く第2ゲーム。「攻め続けることができた」(熊木)。序盤に4点を先取すると勢いは止まらない。21-14の大差で勝利した。

関西ベスト8に名を連ねた山本、熊木・大森ペア。しかしここで満足はしていない。さらなる強敵撃破へ気合は十分だ。(若松晏衣、青山由菜)
【試合結果】
シングルス4回戦
結城(文情2)★1(17-21、21-18、19-21)2龍谷大
熊木(商2)★1(15-21、21-16、16-21)2龍谷大
吉田(文情3)★0(16-21、16-21)2立命大
山本(政策2)☆2(21-19、21-13)0龍谷大
シングルス5回戦
山本(政策2)☆2(21-18、21-12)0関学大
ダブルス4回戦
熊木(商2)・大森(スポ1)☆2(21-17、21-14)0関学大