
令和7年度関西学生バドミントン選手権大会
6月10日、大山崎町体育館(京都府)にて令和7年度関西学生選手権準々決勝が行われた。この日は、シングルスに山本(政策2)、ダブルスには熊木(商2)・大森(スポ1)が出場。自身の強みをぶつけるも、一枚上手の相手に苦しい戦いを強いられ、ここで敗退した。

初めにコートへ立った山本。男子のシングルスで唯一勝ち上がり、みなの期待を一心に背負い迎えた相手は立命大だ。第1ゲームの序盤は相手を追いかける展開に。しかし自身の持ち味である力強いアタックの姿勢を崩さない。点差をひっくり返す5点連続ポイントを奪うなど、白熱したラリー戦をみせる。16-14のリードした場面でラリーの末、守備の薄れたスペースに打ち抜かれた。その崩れを皮切りに、山本は窮地に追い込まれる。ショットを容赦なく打ち込まれ、抵抗虚しく第1ゲームを17-21で献上した。諦められない第2ゲーム。しかし素早いスマッシュに対応できず、緊張が走っていく。ラリーに持ち込みコートを飛び回るも、防戦一方のまま。5-14からさらに猛攻を許しそのまま涙を呑む敗戦となった。

タッグを組み初の関西選手権に挑む熊木・大森ペア。準々決勝の舞台では龍谷大と対峙(たいじ)した。両者勝敗の予想がつかない駆け引きを繰り広げる。第1ゲームはリードされるも点差を縮め20点を迎えた。しかしデュースへ持ち込まれると1ゲーム目を献上し第2ゲーム。長いラリーが展開され、空いた左奥に落ちるシャトルを熊木が滑り込みで跳ね返す。相手も予期せぬ返しで体を投げ出すが届かず、熊木・大森の得点を重ねた。続けて熊木に相手の体へ向かうスマッシュがさく裂する。大森の前衛攻撃が功を奏し、4点連続ポイントを奪った19-16の場面。試合は同志社へ傾くと思われた。しかし着々とミスを誘われると一気に同点へ。そのまま相手にリードを譲ると、追加ポイントが入らず惨敗。次のステージにはあと一歩届かなかった。
準々決勝まで順調に勝ち進むも、高くそびえた壁に打ち負かされる結果となりここで終了した。しかしここまで這い上がった軌跡は紛れもない努力の結晶だ。次に控えるは西日本インカレ。個々の力を底上げし、新境地へ足を踏み込む時を待つ。(青山由菜、久岡悠斗)
【試合結果】
準々決勝
山本(政策2)★0(17-21、5-21)2立命大
熊木(商2)、大森(スポ1) ★0(20-22、19-21) 2龍谷大