
令和7年度第65回西日本バドミントン選手権大会個人戦
9月5日、令和7年度第65回西日本バドミントン選手権大会個人戦が北九州市立総合体育館(福岡県)で開催。男子シングルス2〜4回戦が行われた。津村(文情2)、大森(スポ1)、中谷(経1)、が手に汗握る接戦を展開するものの2回戦で敗退。河村(商3)、結城(文情2)は粘り強さを発揮するが3回戦で敗退した。また、ラストイヤーを迎えた北川(商4)は2回戦に、渡邊(スポ4)は3回戦で死力を尽くすも敗戦を喫す。津久井(神2)、天野(スポ1)は4回戦で健闘するも相手に阻まれ敗北。小畑(理工3)、熊木(商2)、山本(政策2)、谷村(文情1)が4回戦で実力を証明し、明後日の準々決勝に名乗りをあげた。

北川(商4)は中川(大経大)と対戦。「楽しみながらバドミントンをすることを心がけていた」(北川)。昨日に引き続き、最終ゲームまでもつれ込む熱戦を展開。雄たけびをとどろかせ会場を圧倒すると、4年生らしい力強いプレーで食らいついた。激しいラリー戦を繰り広げるも第1ゲームを献上。続く第2ゲームでは繊細なシャトルさばきを見せ、このゲームを制す。
命運を決めるのはファイナルゲームだ。「長めの球が多いような選手だった」(北川)。対抗するため、持ち味である鋭いスマッシュで得点を量産。しかし、相手の強烈な攻撃に徐々に体勢を崩される。反撃かなわず12-21で力及ばず敗北。最後には「周りの人たちの応援のおかげで頑張れた」と、朗らかな表情を浮かべた。

今大会が最後の西日本インカレとなる渡邊(スポ4)。目標としているインカレへの切符をつかむべく、試合に臨んだ。接戦となった2回戦をものにし、迎えた3回戦。第一ゲームは相手に主導権を握られ、落とす。後がなくなった第二ゲーム。最大5点差まで広げられるも、意地をみせた。懸命にシャトルを追い、積極的な攻めで逆転する。そのままファイナルゲームに持ち込みたいところであったが、相手が一段とギアを上げた。厳しいコースに返ってくる攻撃を前に足が止まる。死力を尽くしたものの、惜しくも一歩及ばなかった。「楽しくできたので良かった」(渡邊)。惜しくも敗退となったが、試合を満足気に振り返った。

個々が健闘し、熱戦を繰り広げたシングルス2~4回戦。明日はダブルス1~3回戦が行われる。一戦必勝で明日もコートへ向かえ。(青山由菜、若松晏衣)
【試合結果】
〈2回戦〉
熊木(商2)☆2(25-23、21-9)0九州国際大
結城(文情2)☆2(21-19、21-15) 0甲南大
中谷(経1)★1(17-21、21-12、9-21)2大産大
北川(商4)★1(24-26、21-17、12-21) 2大経大
河村(商3)☆2(21-8、21-22) 0大体大
天野(スポ1)☆2(21-15、21-15)0大経大
小畑(理工3)☆2(21-15、21-14) 0大産大
相手選手棄権のため3回戦進出 津久井(神2)
大森(スポ1)★0(21-12、21-18) 2西日本工大
谷村(文情1)☆2(21-16、21-14)0熊本学園大
渡邊(スポ4)☆2(21-18、21-15) 0福大
津村(文情2)★1(21-10、17-21、20-22)2沖縄国際大
〈3回戦〉
熊木(商2)☆2(21-15、21-18) 0京産大
結城(文情2)★0(19-21、14-21)2立命大
天野(スポ1)☆2(21-10、21-10)0京産大
小畑(理工3)☆2(21-2、21-11) 0富大
河村(商3)★1(21-12、19-21、14-21)2九州国際大
津久井(神2)☆2(21-12、21-16) 0福大
山本(政策2)☆2(21-11、21-16) 0福大
渡邊(スポ4)★0(12-21、20-22)2関大
谷村(文情1)☆2(17-21、21-13、21-12)1松山大
〈4回戦〉
熊木(商2)☆2(21-9、21-13) 0福大
天野(スポ1)★0(14-21、13-21)2龍谷大
小畑(理工3)☆2(21-15、21-11)0日経大
津久井(神2)★1(21-19、11-21、7-21) 2関学
山本(政策2)☆2(21-13、21-15)0関大
谷村(文情1)☆2(21-11、21-19)0敬和学園大