
令和7年度第65回西日本バドミントン選手権大会個人戦
9月7日、北九州市立総合体育館(福岡県)で令和7年度第65回西日本バドミントン選手権大会個人戦が行われた。ダブルスでは高山(社4)・畠山(スポ3)、小關(文情3)・河村(商3)、津久井(神2)・谷村(文情1)が4回戦で敗北。シングルスでは、熊木(商2)、谷村(文情1)、吉田旺(政策1)の3名が5回戦敗退、小畑(理工3)が6回戦で惜しくも敗退した。山本(政策2)のみ6回戦を突破し、今日の7回戦・準々決勝に出場する。
この日は熊木の4回戦から始まった。相手はトーナメント表で第1シードに位置する丸山(龍谷大)だ。序盤から厳しい試合を展開する。熊木のネット際で上からたたき落とすアタックで相手をほんろう。数々の戦闘で培った前のめりの攻撃力を駆使し徐々に点差を縮める。しかしあと一歩及ばずストレートで敗北を喫した。

5回戦のデュースを勝ち抜き6回戦に進出した小畑。第1・2ゲームは相手のミスを誘う鋭いコースを狙い、試合を振り出しに戻す。続く第3ゲーム。「1本取り切ろう」(小畑)。戦況はまさに、1点を取り合うシーソーゲームとなる。浮いたシャトルを自在に操り、相手の胴体に打ち込む小畑。連続得点を許すも威力を緩めず反撃の糸口を探った。互いに1ポイントずつ点を分け合う白熱した試合展開に、応援席から歓声があがる。19-20のあとがない状況。小畑の真価が発揮され、点差に動じず挑戦し続ける。シャトルを捉え振り切った先はコート外へ。果敢に攻め込んだがここで敗退となった。

小關・河村ペアは京産大との対戦。「万全な状態で挑めた」(小關)。そう意気込み始まった第1ゲーム。相手のペースで試合を展開する。息の合った連係でなんとかデュースに持ち込むもこのゲームを献上。続く第2ゲームでは調子を上げ、空いたスペースに攻撃する。拮抗した戦いを演出するが、最後には守りに回された。最後は相手の雄たけびが場内に響く中、相手の猛攻に太刀打ちできず白星獲得とはならなかった。

懸命に戦い抜き、ここまで勝ち上がるもバドミントン部男子の大半がここで脱落。望みは、1人の選手に託された。個人戦は5日目を迎え着々と強者がひしめき合う。今後はさらに厳しい戦いが予想されるだろう。仲間のエールを一身に受け止めた山本が、今日も躍動する。7回戦・準々決勝を乗り越え、その先にある栄光を見据える。(青山由菜)
【試合結果】
〈シングルス5回戦〉
熊木(商2)★0(15-21、18-21) 2龍谷大
小畑(理工3)☆2(24-22、21-18)0九州国際大
吉田旺(政策1)★0(13-21、11-21)2龍谷大
谷村(文情1)★0(14-21、7-21)2金沢学院大
山本(政策2) ☆2(21-10、23-21)0龍谷大
〈シングルス6回戦〉
小畑(理工3)★1(20-22、21-17、19-21)2龍谷大
山本(政策2) ☆2(21-17、21-18)0金沢学院大
〈ダブルス4回戦〉
津久井(神2)谷村(文情1)★0(16-21、12-21) 2立命大
小關(文情3)河村(商3)★0(20-22、17-21)2京産大
高山(社4)、畠山(スポ3)★0(18-21、20-22)0龍谷大