
令和7年度第65回西日本バドミントン選手権大会個人戦
9月8日、北九州市立総合体育館(福岡県)で令和7年度第65回西日本バドミントン選手権大会個人戦が行われた。大会7日目に実施されたのは女子シングルス5回戦、準々決勝、女子ダブルス5回戦、準々決勝。尾形(スポ3)、黒石(文情3)・池田(スポ1)ペアは5回戦敗退となったが、東(商4)・田中(スポ3)ペアが今日の準決勝へ駒を進めた。
シングルスに登場したのは尾形。第1ゲームはリードを奪われるも、インターバル後に調子を取り戻す。粘り強いプレーで追いついた。しかし、流れが続かない。正確なショットを前に足が止まった。わずか2点差でこのゲームを落とし、迎えた第2ゲーム。序盤こそ拮抗したが連続得点を献上すると、徐々に得点が離れていく。反撃の糸口を見いだせず、敗北を喫した。

ダブルスの黒石・池田ペアは一昨日の激戦を制した勢いそのままに着実に点数を重ねた。第1ゲームをものにしたが、調子を上げてきた相手ペアに攻撃を阻まれる。立て直すことができず、勝負の行方はファイナルゲームへ。しかし、悪い流れを断ち切ることができなかった。強打を受け、シャトルがネットにかかるミスが増える。開いた点差を縮めることができず、惜敗した。

東・田中ペアは安定感のあるプレーを披露した。5回戦の相手は京産大。危なげない試合展開で第1ゲームを奪取するが、第2ゲームはリードを許し、追いかける状態でインターバルへ。しかしここから抜群のコンビネーションを見せる。積極的な攻撃で攻めに転じると、得点を積み上げていく。終わってみれば7点差で第2ゲームも制し、準々決勝へ進出した。
準々決勝は5回戦で黒石・池田ペアを下した関学大のペアと対決。「いかに上から触って攻撃の形に持っていけるかを考えた」(田中)。第1ゲームは東の正確なレシーブでチャンスを作ると、田中がすかさず鋭い角度で攻撃を仕掛ける。点数を積み重ね、21-14でこのゲームを奪った。続く第2ゲームは一進一退の攻防となるが、東・田中ペアがギアを上げる。東の6連続得点で流れを作ると、相手に反撃の隙を与えない。そのまま逃げ切り、勝利を収めた。

西日本ベスト4に名を連ねた東・田中ペア。今日は準決勝、決勝が行われる。「最後の西日本なので悔いなく笑顔で終われるように楽しみたい」(東)。西日本女王のタイトルを懸け、今日も東・田中ペアがコートで躍動する。(若松晏衣)
【試合結果】
〈シングルス5回戦〉
尾形(スポ3)★0(19-21、14-21)2龍谷大
〈ダブルス5回戦〉
東(商4)田中(スポ3)☆2(21-14、21-14)0京産大
黒石(文情3)池田(スポ1)★1(21-16、11-21、13-21)2関学大
〈ダブルス準々決勝〉
東(商4)田中(スポ3)☆2(21-14、21-14)0関学大