バドミントン部
HEADLINE

【バドミントン部男子】躍動するもここで終幕した

第76回全日本学生バドミントン選手権大会個人戦

 10月12日、第76回全日本学生バドミントン選手権大会個人戦がヤマト市民体育館前橋(群馬県)で開催された。男子シングルス1・2回戦が行われ、小畑(理工3)、熊木(商2)、山本(政策2)が出場。おのおのが白熱した戦いを見せるも力及ばず、ここで終幕した。

シャトルを追う小畑

 同志社勢で始めに戦いのコートへ立ったのは小畑。1回戦での相手は龍谷大だ。第1ゲームは、試合の流れを掌握され献上。第2ゲームでは小畑の強みを発揮し、前のめりなプッシュで得点を獲得する。しかし相手の上手なシャトルさばきに翻弄(ほんろう)されリードを詰めることができない。反撃の糸口をつかめず敗北した。

悔しさを滲ませる熊木

 ダブルスに引き続き、シングルスにも出場した熊木。1回戦は安定した試合運びを見せた。第1ゲームは序盤こそ一進一退の攻防となるが、連続得点で突き放す。21-12でこのゲームを取ると、第2ゲームも勢いは止まらない。積極的な攻撃と正確なレシーブで着実に点数を積み重ね、21-12でストレート勝ちを収めた。
 続く2回戦。日体大の馬屋原と対決した。第1ゲームは相手のプレーについていくことができず、苦戦を強いられる。しかし、第2ゲームは一転。粘り強くシャトルに食らいつき、攻撃の隙をうかがう。空いたスペースに鋭いシャトルを打ち込み、リードを奪った。勝負の第3ゲーム。互いに譲らず、拮抗した展開となる。しかし、中盤にミスを連発。連続得点を許し、流れを渡した。健闘したものの、ここで敗退となった。

サーブを放つ山本

 シード権を獲得し2回戦から登場した山本。相手は関東学生秋季リーグ戦大会にも出場する中谷(日体大)だ。第1ゲーム目から拮抗(きっこう)した試合を展開。随所で光るプレーを披露し、このゲームをものにした。第2ゲームからは両者ともが戦いのギアを上げ、連続得点を奪い合う展開に。17―20とリードをつくられ、あとがない状況で山本が浮いたシャトルを逃さない。高い打点から叩きつけるショットがさく裂した。しかし早いアタックスピードに対応する中谷の猛攻を受け決定打を放たれる。試合を振り出しに戻された。

 第3ゲームでは、防戦を強いられビハインドを背負う山本。中谷のインターバルを迎え、気持ちを新たに奮闘した。ストレートへ打ち込むスマッシュで自らを勢いつける。しかし中谷の果敢な攻撃は止まることを知らなかった。巧みで大胆なシャトルさばきに山本の本領を発揮することができない。中谷のマッチポイントで、クロスに打ち込まれたシャトルを返すがネットに捕まり敗北を喫した。

 個々が実力を発揮したものの、全国の壁は高く敗退となった。しかし、ここで下を向いている暇はない。悔しさを糧に露呈した課題に向き合い、さらなる技術向上に努める。(青山由菜、若松晏衣)

【試合結果】

・1回戦

小畑(理工3) ★0(14-21、17-21)2龍谷大

熊木(商2) ☆2(21-12、21-12)0神奈川大

・2回戦

山本(政策2) ★1(21-19、18-21、13-21)2 日体大

熊木(商2) ★1(14-21、21-18、10-21)2 日体大

ページ上部へ