令和7年度関西学生バドミントン新人戦大会

　11月23日、和歌山ビッグウェーブで令和7年度関西学生バドミントン新人戦大会が行われた。大会3日目に実施された女子シングルスには高本(心理1)、女子ダブルスには近松(スポ2)・松本(文情2)ペアが出場。奮闘を見せるも、準々決勝で敗退となった。

　高本が4回戦で対戦したのは龍谷大。第1ゲームは相手の勢いにのまれ、リードを奪われる。終盤に追い上げを見せるも逃げ切られ、19-21でこのゲームを落とした。負けられない第2ゲーム。序盤から相手のミスを誘い、一挙9連続得点を挙げる。21-12と大差をつけ、逆転勝ちへ望みをつないだ。決着のファイナルゲーム。先手を取られ、不穏な空気が漂う。それでも懸命にシャトルを追い、点差を縮めた。激しいラリー戦を制し、追いつくとそのまま逃げ切る。白星を挙げ、ベスト8に名を連ねた。

　続く準々決勝は立命大と激突。第1ゲームは4回戦同様、追いかける展開となる。4点差で折り返すも、ここから反撃ののろしを上げた。正確なレシーブと、角度のついたスマッシュで得点を量産。最後は怒涛(どとう)の6連続得点で畳みかけ、このゲームをものにした。しかし、第2ゲームでは苦戦を強いられる。思うようにシャトルを返すことができず、次々とポイントを献上。6点に抑えられ、勝負はファイナルゲームにもつれ込んだ。互いの意地がぶつかり合い、一進一退の攻防が繰り広げられる。点差が開かない状況が続くも、抜け出したのは高本。マッチポイントを握り、勝利へ王手をかけた。しかし、相手も黙っていない。4点差を縮められ、瞬く間にデュースへ持ち込まれた。そのまま猛攻を止めることができず、敗北。試合を優位に進めていただけに悔いの残る結果となった。

　一方のダブルス。近松・松本ペアは相手ペアが棄権したため、準々決勝に進出した。対峙(たいじ)したのは関学大。第1ゲームは試合の主導権を相手に掌握され、反撃の糸口を見いだせない。悪い流れを断ち切れず、そのままこのゲームを落とした。気持ちを切り替え、挑んだ第2ゲーム。互いに譲らず2点を追いかける形でインターバルを迎えるも、5連続得点を献上し点差を広げられる。それでも二人はシャトルに食らいつき、同点に追いついた。試合はデュースにもつれ込み、激闘が繰り広げられる。しかし、二人の連係が上手くいかず失点。そのまま振り切られ、無念のストレート負けを喫した。

　各々が力を尽くし健闘したものの、準々決勝で敗退となった。シーズンも終盤に差しかかる。今大会の悔しさを糧に、来季へ向けさらなる鍛錬を積む。(若松晏衣)

【試合結果】

〈シングルス4回戦〉

高本(心理1)☆2(19-21、21-12、21-18)1龍谷大

〈ダブルス3回戦〉

相手選手棄権のため3回戦進出　近松(スポ2)、松本(文情2)

〈シングルス準々決勝〉

高本(心理1)★1(21-19、6-21、21-23)2立命大

〈ダブルス準々決勝〉

近松(スポ2)、松本(文情2)★0(15-21、21-23)2関学大