令和7年度関西学生バドミントン新人戦大会
11月29日、龍谷大学専精館(京都府)で令和7年度関西学生バドミントン新人戦大会が行われた。大会最終日に実施された男子シングルスには山本(政策2)、熊木(商2)が出場。山本が準優勝、熊木が3位に輝いた。
熊木の準決勝の相手は強敵・龍谷大。第1ゲーム序盤はリードを奪い、好調な立ち上がりを見せる。しかし、調子を上げてきた相手についていくことができず、得点を献上。追いかける展開で試合を折り返すと、そのまま流れをつかむことができない。21-15でこのゲームを失った。負けられない第2ゲーム。一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし、試合中盤に猛攻を受け、連続得点を許す。「自分のプレーができず悪い流れが止められなかった」(熊木)。健闘を見せるもあと一歩及ばず、ゲームセット。今大会は3位で終幕した。

準決勝で山本は第一シードの増井(龍谷大)と対決。「お互いの手の内を分かっていた」(山本)と高校の同級生との顔合わせとなった。序盤から激しいラリー戦が繰り広げられる。相手のペースに持ちこまれ、追い上げるも第1ゲームは 19-21で落とした。気持ちを切り替え挑んだ第2ゲーム。怒涛(どとう)の12連続得点で点差を離すと、勢いそのままに21-7と大差をつけ第2ゲームをものにした。そして迎えたファイナルゲーム。相手にリードされる展開が続くも必死で食らいつく。しかし、19-20とマッチポイントを握られた。「劣勢の場面でも落ち着いてできた」(山本)。最後まで攻め続けた山本が22-20で激闘を制した。

決勝ではまたも龍谷大との対決となった。第1ゲームの序盤、拮抗(きっこう)した展開が続くも4得点を連続で献上。相手の速い攻めに対応しきれず、17-21でゲームを落とした。巻き返しを図った第2ゲーム。「守りになることが多かった」(山本)。終始相手のペースに呑み込まれ、主導権を奪うことができない。14-21で敗北し、惜しくも優勝を逃した。

「熊木と2人で上位に入ったことは、他大学に良いプレッシャーを与えられたと思う。また上位進出できるように、悪かった点をこれからの練習に活かしていく」と山本は今後について語った。2人そろって上位入賞と結果を残すも、悔しさも垣間見えた今大会。今後のバドミントン部を背負って立つ二人は来年に向け、さらなる進化を誓う。(東浦彩瑛、若松晏衣)
【試合結果】
〈準決勝〉
熊木(商2)★0(15-21、13-21)2龍谷大
山本(政策2)☆2(19-21、21-7、22-20)1龍谷大
〈決勝〉
山本(政策2)★0(17-21、14-21)2龍谷大