硬式野球部
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【硬式野球部】貴重な勝ち点落としV遠のく

TEAM R H E
同志社
近 大 X 14

2023年度関西学生野球連盟春季リーグ戦

 4月22日に南港中央野球場(大阪府)で2023年度関西学生野球連盟春季リーグ対近大3回戦が行われた。同志社は初回に思いもよらぬ形で先制を許し、最後まで反撃の糸口をつかむことができずに2−9で敗北。貴重な勝ち点を落とし、リーグ優勝は危機的状況となった。

悔しい表情を見せる釜萢(経4)

 先発を務めたのはエース真野。「負ければ優勝がほぼ見えなくなる試合だったので絶対負けないように」(真野)と意気込みマウンドへ上がった。しかし、初回いきなり右二塁打を浴び、まさかの暴投で先制点を献上。厳しい立ち上がりとなった。

気持ちを切り替え迎えた2回。この回でも得点を許し一気に3点差をつけられる。ここまで好調だった真野が早くも2回で降板し後を清野(法1)に託すこととなった。

先発を務めた真野(スポ4)

 一方打撃は3回、代打出場した加藤が初公式戦で存在感を光らせた。「とにかく先頭にでる」(加藤)。そんな熱い思いが形となり放った打球は中安打に。入部まもないルーキーが攻撃の口火を切るバッティングでチームに士気をもたらした。その後、2死満塁と得点の流れを作り出すと打席には期待の新星辻井。インコースのスライダーをうまく捉え放った打球は左適時打に。この間に2人がホームに生還し点差を縮めることに成功した。

打席に立つ加藤(文情1)
左適時打を放つ辻井(スポ1)

 真野からマウンドを託された清野は得点圏にランナーを置くも、最後は三振に打ち取り、粘りのピッチングを披露。追加点を許すことなく、後を髙木へと託した。

 清野からバトンをもらった髙木は「慎重に投げる」(髙木)と落ち着いた姿勢で挑むも、下位打線から3本の安打を浴び、厳しい展開に。制球が定まらず一挙3点を失い、課題が残るピッチングとなった。その後、財原(スポ2)・土岐(商3)・清川(経3)の順に継投に入り、近大強力打線を抑え込むも7回に3点の追加を許し2-9で試合が終了。

投球する髙木(商3)

 「真野をはじめ力不足を痛感した」(花野監督)。今回の試合で露呈した課題を克服し、残り2節全力で走り抜く。釜萢組の戦いはまだ終わらない。(文責:杉本優衣・撮影:藤本知優、白川愛梨、西村早智)

スタメン

(一)塚本 5

(二)浅野 8

(三)山元 3

(四)松井 9

(五)辻井 2

(六)釜萢 4

(七)佐藤壮 7

(八)川久保 6

(九)真野 1

バッテリー

(同志社)真野、清野、財原、髙木、土岐、清川―辻井

(近 大)北見、矢田、西本、野口、寺沢―吉岡、中丸

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