令和５年度関西学生野球連盟後期チャレンジリーグ

　９月16日、関西学院大学第３フィールドで令和5年度関西学生野球連盟後期チャレンジリーグが行われた。同志社は関学大と対戦し、２-４で敗北。関学大の好守備に阻まれ、チャレンジリーグ初戦は悔しさ残る戦いとなった。

　先発のマウンドを任されたのは野田(経2)。「ミスはしないようにしっかり抑えよう」（野田）と春季チャレンジリーグでの悔しい経験を胸にマウンドに立った。しかし、初回2死三塁の場面で遊撃手・小牧（文情１）の失策により先制点を許す。3回からは2番手で中澤（スポ１）登板した。3番打者に中適時打を浴び、さらなる追加点を献上。5回にも勝ち越しの右適時打を許し、ここで降板。後を託された石川（文情２）も5回こそ打線を断ち切るも、7回に失点を喫し点差を広げられた。

　一方の打線は、３回までわずか１安打と好機をつくることができない。しかし、４回、１死一塁の場面で今岡(法１)。「変化球を待っていた」（今岡）。甘く入ったスライダーをフルスイングすると打球はライトフェンスへ一直線。同点２ランホームランとなった。「入ったときは訳が分からないほどうれしかった」（今岡）。喜びを爆発させたものの、その後打線は沈黙。５回以降は出塁することさえできず、２-４で敗北を喫した。

　関学大打線に翻弄（ほんろう）され、攻撃の糸口をつかむことができなかった同志社。「ピッチャーは相手の攻撃を押して、バッターはスイング力をつけてほしい」（田中学生コーチ・商３）とチームの目標を口にした。次戦のチャレンジリーグは11月。1か月の間に、攻守ともに腕を磨き、初白星を飾る姿に期待したい。（文責：古川亜依、撮影：河場真世、栗林真菜、沼野涼音）