令和6年度関西学生野球連盟前期チャレンジリーグ

　7月7日、関西学院大学第3フィールド(兵庫県)で2024年度関西学生野球連盟前期チャレンジリーグが行われた。同志社は関学大と対戦し、０-７で敗北。最終戦ながらも白星を挙げることは出来なかった。

　次なる人材育成に向け、新しい顔ぶれを積極的に起用した今試合。「自分の力を出せるように精一杯やってほしい」(竹川コーチ)。秋季リーグ戦を見据え、若手選手に対する期待を口にした。

　本日の先発を任されたのは、公式戦初先発の元木(文1)。初回、2死から右安打を許すと、次打者に中適時二塁打を放たれ先制点を献上する。「立ち上がりが良くないところが課題」(元木)。しかしその後は立て直し、安定した投球を披露。2回にはテンポよく3人で抑える好投を見せるもわずか2イニングでマウンドを後に託した。

　一方の打線は、2回裏。濱野(法1)が中安打で出塁すると、続く中村(文1)が送りバントに成功する。孫野(スポ2)の左安打で1死一、三塁とチャンスを拡大するも、後続が続かない。好機をものにできず、得点には至らなかった。

　3回からは中澤(スポ2)が登板。中安打や暴投で２死二、三塁のピンチを招くもこの回を無失点で切り抜ける。しかし5回だった。四球や投手の悪送球などから1点を追加され、その後も制球が定まらず、押し出しでもう１点を献上。ここで投手交代が言い渡される。代わってマウンドに上がった福田(文2)が粘りの投球を見せるも、2回4被安打2失点となり、苦渋の表情を見せた。

　反撃に出たい同志社だったが、攻撃の糸口を掴めない。相手投手を攻略することが出来ず、スコアボードに0を並べた。

　7回途中からは岡(法2)が登板。「しっかりこのバッターで切ろうという気持ちで入った」(岡)。8回には気迫の投球で三者凡退に抑える。しかし迎えた9回。先頭打者から中安打を浴びると、その後は制球が乱れ、1点を追加される。続く四球で走者がホームに帰還した時点で安田(スポ1)へとスイッチ。次打者をわずか4球で三振に打ち取り、打撃陣に望みをつないだ。

　9回裏、同志社最後の攻撃。先頭影山(スポ1)が四球で出塁するも、後続が続かず、最後は右飛で試合終了。春季リーグ戦王者の関学大相手に0-7で敗北を喫した。

　大量失点とはなったものの、次なる課題が見つかった今試合。「今後リーグ戦で活躍できる選手がこの中から1人でも出てきてくれたら嬉しい」(竹川コーチ)。今夏で各々の課題に真摯に取り組み、秋には彼らが同志社を勝利へと導く。(文責:近藤真子、撮影:近藤真子、金井莉子、黒田周良)

スタメン

(一)大井 9

(二)寺田 4

(三)影山 6

(四)濱野 D

(五)中村 5

(六)孫野 7

(七)赤山 8

(八)大滝 3

(九)山下 2

バッテリー

（関学大）奥野谷、伊丹ー高木

（同志社）元木、中澤、福田、岡ー山下　岡、安田ー岩田