第45回関西大学女子バスケットボール選手権大会
4月21日、大阪大谷大学にて第45回関西大学女子バスケットボール選手権大会が行われた。同女は京都先端大と対戦し、57-96で敗北を喫した。
京都先端大は背が高くスピード感があるチーム。秋季リーグで敗北した同女は今試合に闘志を燃やし挑んだ。
試合開始、ジャンプボールを制した京都先端大は流れに乗り得点につなげた。勢いに飲まれ先制点を許してしまった。同女初得点を決めたのは福原(同女1)。チーム5人で運んだボールを受け取ると、シュート体制を整え落ち着いた様子でスリーポイントを決めた(3-7)。その後塚口(同女1)が速攻に走りバスケットカウント決める。残り30秒で石橋がスリーポイントを決め、18-24で終える。
続く第2Q、清水が中に切り込みディフェンスの隙を見て逆サイドの福原にパス。今試合3本目のスリーポイントを決めた。しかし、スピード感が武器の京都先端大を同女は止めることができず、チームファウルが重なる。
「同女がオフェンスをできた時間が少なかった」(小栗・商2)。必死に食らいつくものの点差が縮まることなく、34-47で前半終了。13点ビハインドでハーフタイムへ。
流れをつかみたい第3Q。チームで運んできたボールを松居がフェイントをかけてパス。隙をついた素早い判断で相手を翻弄(ほんろう)し、塚口が落ち着いたシュートで得点につなげた。しかしすぐさまパスカットから速攻を決められ、43-71で最終Qへ。
迎えた第4Q。協力しながらボールを運ぶもののプレッシャーのかかるディフェンスにうまく攻めることができない。また、京都先端大の特徴でもある飛び込みリバウンドに圧倒され、ターンオーバーが増える。そんな中、清水が放ったスリーポイントが決まり、ベンチからは歓声が上がった。同女らしいプレーを心掛け粘るものの、57-96で敗北を喫した。
グループリーグ1位を通過し、因縁の京都先端大と対戦。善戦を見せたが一歩及ばず、同女の課題点が明確になった。さらなる高みを目指す同女の成長は止まらない。(河村柚希)