2024年度全関西学生女子バスケットボールリーグ戦
9月15日、大阪電気通信大学四条畷キャンパスにて、2024年度全関西学生女子バスケットボールリーグ戦が行われた。同女は奈良教大と対戦し、155―65と大差をつけ勝利を飾った。
今季は3部全勝、2部昇格を掲げる同志社女子バスケットボール部。「去年に負けた時の景色は忘れられない」(清水・文情4)と鍛錬を重ねリーグ戦に挑んだ。
第1Qが始まると、同女がすぐさま先制点を獲得。その後清水がスリーポイント、速攻と連続得点を決めた。開始1分、清水からのパスが小栗(商2)に通り、華麗なステップインを魅せる。また5分には、加藤(同女2)と塚口が繋いだボールを最後は石井(文情1)が決めた(27―7)。しかし、ファールが重なり6本のフリースローを与えると、同女のタイムアウト。冷静なプレーを心がけながらもリングを狙い続ける姿勢を見せ、塚口と福原(同女1)の計3本のスリーポイントが決まった。41―14で第2Qへ。
続く第2Q。ディフェンスの隙を抜かれ失点を許すも、先に走る小栗にロングパスが通り取り返す。また4分、加藤がパスカットに出ると清水に繋ぎシュートを沈めた。ここから同女の猛攻は止まらない。安定したシュート率で着実の点数を引き離していく。残り18秒で、塚口が怒涛の2連続シュートを決めて、71―28で前半を終えた。
ハーフタイムを終え第3Q開始。前半同様相手に主導権を握らせることなく同女が5連続得点。4分、福原が奈良教大のリバウンドをカットしそのままシュートを決めた。続いて織笠(商3)もスリーポイントを決め、勢いに乗った3桁目の得点は福原から繋がれた由里(生命2)が飾った。8分、疲れが見える相手の手元を狙い点数につなげる。試合時間残り18秒で奈良教大のタイムアウト。ここは阻止したいところだが、ディフェンスの間から得点され109―47で最終Qへ。
迎えた最終Q開始5分、塚口が冷静にシュートを狙い3本連続スリーポイントシュートを魅せた。ベンチからも大きな歓声が上がり、さらに同女に勢いが増す。8分には小栗と由里がバックドアを成功させた。最後は織笠がゴール下でブザービートを決め、155―65で試合終了となった。
主将の清水は「試合には勝ったがまだまだ徹底できる部分がたくさんある」と現状に満足しない。ラストシーズンを良い形で締めくくるべく、2部昇格に向けさらに高みを目指し続ける。(河村柚希)