
第46回全関西大学女子バスケットボール選手権大会
4月12日、大阪電気通信大学四條畷キャンパスにて第46回全関西大学女子バスケットボール選手権大会が開催された。初戦となった佛教大との対戦は96-55で勝利を収めた。
「新体制になって一勝できたことは、自分たちにとってプラスになること」(小島・同女4)と振り返った今試合。新体制初の公式戦で白星スタートを切った。

第1Qの先制点を獲得したのは佛教大。試合開始30秒で2点先制された。しかしすぐに同女も負けじと2点取り返す。相手の度重なるファールによりフリースローで順調に点を獲得した。同3分でスリーポイントを連続で決め、同女の優勢のままタイムアウトへ。その後も勢いを崩さずに35-21で第2Qに進む。
続く第2Q、またもや先制点を獲得したのは佛教大であった。シュートを試みるもボールを奪われ、得点につながらない。両者ともに激しい戦いが繰り広げられた。しかし以前と同女に試合の流れは傾いたまま試合は進行。残り12秒でも小栗(商3)がレイアップシュートを決める。逆転を許さずに第2Qを59-32で終えた。

第3Q開始1分、同女のパスミスから得点を許す。点を取り返すべく速攻に走るも、連係の甘さからターンオーバーでまたもや失点。「今日に限らず出だしが弱いことが同女の弱み」(小島)。しかし2分に加藤のスリーポイントがネットに刺さり、待望の後半戦初得点となった。ここで流れに乗りたいところだったが、なかなか攻めることができない苦しい時間が続く。「コミュニケーションが足りていなかった」(小島)。5分に再びスリーポイントが決まり流れを引き寄せた。ゴール下で存在感を放つ前田(同女2)が、ファールを獲得し着実に2本沈めた。同女のタイムアウト後には新入生に多くのパスが回り、7分に相坂(政策1)、8分に山中(スポ1)が決め、初出場にして得点に貢献。75-41とリードを広げ最終Qへ繋いだ。

第4Q開始早々、武内(同女1)が打ったスリーポイントがリングを揺らした。小島の粘り強いディフェンスで相手のミスを招き、そのままシュートに持っていく。流れに乗った同女は、5分に徳永(スポ1)がスリーポイントで得点。続く相坂も華麗なステップインを見せた。続く8分、加藤が自陣でボールを持つと広い視野で速攻を狙う。セーフティでゴール下に走った前田にパスが渡り、見事点数につなげた。「しっかりシュートを決め切ることを意識している」(前田)。3度目のタイムアウトで監督から「気を抜いたら怪我をする。集中してプレーしてほしい」と指示を受け、チームでさらに気を引き締めコートに立つ。最後は、小栗がセカンドシュートを決め、96-55で勝利を飾った。

「インサイドをメインに積極的に攻めれていたことが勝因につながったと思う」(小島)。次戦は格上の相手との対戦。日々の練習の成果を試す時だ。去年から成長した姿を見せつけろ。(撮影、文責:元永侑里、河村柚希)