
2025年度関西大学女子バスケットボールリーグ戦
9月14日に奈良学園大学にて2025年度全関西大学女子バスケットボールリーグ戦が行われた。同女は芦屋大と対戦し、58-68で敗北を喫した。
「まだ1度も負けていない勢いに乗るチーム。ここで勝ったら自分たちの自信につながる」(小島・同女4)。2次リーグに大きな影響になる今試合に、チーム全員で臨んだ。

試合は芦屋大ボールからの開始。スリーポイントを決められ先制点を許すと、試合の主導権を握られる。相坂(政策2)がフリースローを着実に決めたものの、焦るプレーからミスが連発する。好機をものにすることができない時間が続いたが、5分に塚口(同女2)が緩んだ手元を狙うと、前に走る徳永(スポ4)にパス。安定したシュートで決めきった(5-9)。6分には相坂が4度目のフリースローを獲得。正確なシュートで1Qで7得点をものにした。さらに7分、加藤(同女3)がボールをカットすると、速攻に走る塚口にパスが渡る。最後は小島が決め切り、歓声が沸いた。終了間際、パスミスから失点を許し、16-19で第1Qを終えた。
3点ビハインドで迎えた第2Q。序盤は同女が流れを作る。開始1分、加藤がスリーポイントを決め同点に追いつく(19-19)。「下級生も果敢に攻めていたのがよかったし、加藤のスリーは強みを生かせているプレーだ」(小島)。しかし芦屋大も怯むことなく猛攻。激しいシーソーゲームが展開される中、均衡を破ったのは芦屋大だった。同女の手元を狙われ、焦りからミスが連発する。ターンオーバーから着実に得点に繋げられ、6連続失点。点差を大きく離され、28-49で前半を折り返した。

点差を縮めたい第3Q。序盤から攻めるがパスミスなどもありシュートすることができない。開始30秒、相手のファールによりフリーで得点した(29-43)。しかし芦屋大の怒涛(どとう)の攻撃が同女を苦しめる。幾度にわたりスリーポイントが決まり一気に点差が開いた。タイムアウトを挟むも、流れに乗ることができない。そのまま40-58でファイナルQへ。

反撃のチャンスを掴みたい同女。相手ボールから始まった第4Qに勝負の行方がかかる。開始30秒で小栗が内側から回り込みシュートを試みる。点数にはならなかったがファールをもらうことに成功。2点の先制点を獲得した。離された点差を縮めるべく果敢に攻め込むも、取っては取り返される展開に。両者ともにタイムアウトで場面を区切りながらプレーを続ける。残り1分、加藤のスリーポイントが決まり58-68で10点差に追いつく。しかしそのまま終了の合図が鳴り響き、勝利を挙げることができなかった。
ここまで全勝で勝ち進んできていた芦屋大の勢いにのまれ、3連勝を逃した同女。「練習の強度を上げないと今日のようにまた苦しくなる」(小島)。2次リーグで上位に入れるか否かがかかる次戦・大成蹊大戦。2部昇格を現実にすべく、残り1週間を駆け抜ける。(文責・河村柚希、元永侑里、撮影・奥野陽仁)